※本記事は株式会社マスメディアンの『advanced by massmedian』に掲載された記事を表示しています。
ホリエモンのすごさ
鈴木さんは、開口一番「堀江貴文さんのYouTube公式チャンネルの話がしたい」と切り出します。今年、堀江さんのYouTube公式チャンネルの登録者数が急増しましたが、実はチャンネル開設をしたのは2009年。「いま、(動画の)投稿数は2,300本ぐらい。つまり2,000本以上鳴かず飛ばずだったんです。堀江さんのすごいところは、それをやり続けたこと」と言います。
堀江さんは、AbemaTVの冠番組「ドラゴン堀江」で、若手芸人やタレントたちとともに東大合格を目指すという企画に挑戦しました。2019年、年明けのセンター試験直前、教育系YouTuberで知られるヨビノリたくみさんが付きっきりだったそう。
そのとき、堀江さんが「僕のYouTubeでなにが観たいですか?」と何気なく聞いたら、ヨビノリたくみさんは「ニュース解説です」と答えたとか。その一言をきっかけに、NewsPicksで時事ニュースを解説する番組「HORIE ONE」を開始したところ、スマッシュヒット。「これだ!」と確信した堀江さんは、自身のYouTubeでニュース解説を投稿し、あっという間にチャンネルの登録者数が増えたそうです。
鈴木さんいわく、堀江さんがYouTubeで成功したポイントは2つあるそうで、「1つは、とにかくやり続けたこと。もう1つは、人って自分のことを客観的に見られないものだけど、それをヨビノリたくみさんに聞いたのが、堀江さんの能力だなと思った」と分析しました。
次に、2019年のエンターテインメントを振り返り、「結婚などハッピーな話題があったけど、吉本興業の闇営業問題などもあって、すごい濁流で暗い感じだった。『お笑い』という明るいアイコンが、暗くなってしまった瞬間がある」と話します。先日、お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんが、新会社の設立やYouTube公式チャンネルの開設を発表したことを引き合いにし、「みんなはテレビじゃないところにも活躍の場を探している。テレビやYouTubeとか、ものすごいスピードで変化していく気がする」と推測しました。
