シリコンバレーで女性起業家を育成・支援する堀江愛利 起業に至った原点は「現場で感じたジレンマ」

※本記事は株式会社マスメディアンの『advanced by massmedian』に掲載された記事を表示しています。

ファッションデザイナー、起業家、インフルエンサーなどマルチに活躍するハヤカワ五味さんがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「マスメディアン 妄想の泉」。この番組では、さまざまなフィールドで活躍する起業家やクリエイター、アーティストをゲストに迎え、未来を面白くするヒントを“妄想しながら”探っていきます。1月18日(土)の放送は、Women’s Startup Lab CEOの堀江愛利さんが登場しました。

左から、堀江愛利さん、ハヤカワ五味さん

“女性起業家”のために一念発起

堀江さんは、2013年に米・シリコンバレーでWomen's Startup Labを創業。女性が出すアイデアに興味を持ってもらえない状況に小さな疑問があったことが、起業のきっかけと話します。育児や介護などの課題を解決できるようなアイデアは、男性社会に全然刺さっていなかったと振り返ります。

そんな現実を目の当たりにしたときに「なにかできるんじゃないかと。社会問題を解決できるようなビジネスアイデアが出ているのに、これ以上、女性起業家が諦める姿を見ているのがせつなかった。まずはみんなで集まってサポートしようという軽い気持ちから始めた」と言います。

現在は、世界中から募った女性起業家の育成をしている堀江さん。「シリコンバレーで重要なのはネットワーク。とてもオープンなんですけど、イージーではない」と語ります。“結果は出して当たり前”という状況下で、女性起業家が次のステップに進むためのサポートをしています。

キャリアを積むなか、芽生えた思い

堀江さんはカリフォルニア州立大を卒業後、IBMに就職したのをきっかけにシリコンバレーへ。同社で「いろいろなことを教えてもらったが、自分がなにかをつくるとか、経験を積むという意味では限られていて、スタートアップに行けばいろいろなことをさせてもらえるだろう」との思いから退職を決意。

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