アーティスト・スプツニ子!「アートの形にこだわらなくても」新たな問題提起とは?

※本記事は株式会社マスメディアンの『advanced by massmedian』に掲載された記事を表示しています。

ファッションデザイナー、起業家、インフルエンサーなどマルチに活躍するハヤカワ五味さんがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「マスメディアン 妄想の泉」。この番組では、さまざまなフィールドで活躍する起業家やクリエイター、アーティストをゲストに迎え、未来を面白くするヒントを“妄想しながら”探っていきます。2月1日(土)の放送は、アーティストで東京藝術大学美術学部デザイン科准教授のSputniko!(スプツニ子!)さんが登場しました。

左から、スプツニ子!さん、ハヤカワ五味さん

“これはおかしいな”を大事に

スプツニ子!さんは、2010年に英国王立芸術学院(ロイヤル・カレッジ・オブ・アート)の卒業制作で発表した映像作品「生理マシーン、タカシの場合。」が話題に。以降、問題を提起するデザイン「スペキュラティブ・デザイン」という手法を用いた創作活動をはじめ、音楽、デバイス、映像などの制作、さらに、東京藝術大学で美術学部デザイン科の准教授として教鞭を執るなど幅広い分野で活動しています。

自身の創作意欲について、「世の中を見ていて、“これはおかしいな”“なぜ、こうなっているんだろう”という気持ちを大事に、作品づくりを繰り返していて。問題意識を持って活動するのは、ハヤカワさんと共通する部分がある気がしますね」とスプツニ子!さん。

一方、ハヤカワさんも「問題意識とか、“なにか変わったら面白いのに”と思ったことを投げて、それをみんなが考えてくれたり、反応してくれたりするのはすごく“今”っぽいし、世の中と相互に関わっている感じがしてやりがいもあるし、自分のやりたいことに近いなと思う」と話し、互いの活動に共感し合っている様子。

スプツニ子!のルーツ

両親がともに数学の研究者で大学教授という環境で育ったスプツニ子!さんは、「(数学が)身近にあったし、私も得意で。数学とプログラミングが大好きだった」と言います。“数学とコンピューター・サイエンスをもっと学びたい!”という思いから、高校を1年飛び級して、インペリアル・カレッジ・ロンドンに進学。

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