ハヤカワ五味 ラジオ番組を通じて得た“気づき”とは?「合理的な社会で“意外性”がもっと重要視される」

※本記事は株式会社マスメディアンの『advanced by massmedian』に掲載された記事を表示しています。

ファッションデザイナー、起業家、インフルエンサーなどマルチに活躍するハヤカワ五味さんがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「マスメディアン 妄想の泉」。この番組では、さまざまなフィールドで活躍する起業家やクリエイター、アーティストをゲストに迎え、未来を面白くするヒントを“妄想しながら”探っていきます。3月28日(土)の放送は、ハヤカワ五味さんがこれまでの放送を振り返りつつ、“妄想トーク”をお届けしました。

前向きな“事業縮小”

2019年4月に番組がスタートしてからおよそ1年、ハヤカワは「私のなかでもさまざまな変化があった」と言います。なかでも一番大きかったのは、初めて約2週間の休暇を取ったこと。

大学在学中に起業してからの約5年間は、中~長期の休みを取ることがなかったそうで、「今回しっかりと休んだことで、自分のこれからについて見つめ直す機会が持てて良かった。将来、自分がどういう方向に進みたいのか考えた結果、去年の夏に今までやっていた事業の半分以上を閉じた」と話します。

これまで、胸のサイズが小さい人向けのランジェリーブランド「feast(フィースト)」をはじめ、女性の課題を解決するためのアパレルブランドを展開してきましたが、昨夏に店舗及びワンピースブランド「DoubleChaca(ダブルチャカ)」を閉じることを決断。

一見、後退しているように捉えられがちですが、ハヤカワさんは「それによって、考える余白ができた。自分自身の時間も有限なので、散らして(さまざまな事業を)やることができなくて。自分のやりたいことに集中してできるように、『feast』と、今、新たに動きつつある生理用品事業の『illuminate(イルミネート)』に力を注ぐことにした」と経緯を語ります。

番組では、さまざまなゲストを迎えトークを交わしてきたなかで、影響を受けたことも多かったそう。「私は今まで、自己資金で借り入れして、人を巻き込まない形で会社経営をしてきた。今後は巻き込むプレイヤーが増えていってもいいかなと……そのほうが勝ったときも嬉しいし、つらいときも乗り越えていけるのかなと思う。また新たな私の経営者人生が始まる予感がします」と前を向きます。

妄想トークにはさまざまなヒントが

この番組で初めて、ラジオ番組のパーソナリティを経験したハヤカワさんは、「実際やってみて感じたのは、“私が得な番組だけどいいの!?”って(笑)。こんなに有益な情報を私だけが聞いていいのか、と思うことが多々あったけど、これを公にやれることがこの番組の魅力。番組Webサイトのポッドキャストで聴くことができるので、過去のものもぜひ聴いていただきたい」とアピール。

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