UUUM代表・鎌田和樹「笑顔を届けられたら」 コロナ禍での個人クリエイターの“責務”を語る

※本記事は株式会社マスメディアンの『advanced by massmedian』に掲載された記事を表示しています。

ファッションデザイナー、起業家、インフルエンサーなどマルチに活躍するハヤカワ五味さんがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「マスメディアン 妄想の泉」。この番組では、さまざまなフィールドで活躍する起業家やクリエイター、アーティストをゲストに迎え、未来を面白くするヒントを“妄想しながら”探っていきます。4月25日(土)の放送は、前回に引き続き、UUUM(ウーム)株式会社 代表取締役社長CEOの鎌田和樹さんが登場しました。

“音声”に感じた新たな可能性

HIKAKINをはじめ、数多くの人気YouTuberを擁するUUUMは、音声配信ソーシャルアプリ「REC.」をローンチ。今年4月には、TOKYO FMとの共同制作による新番組「うむラジ」をスタートさせるなど、音声分野での新たな取り組みにも力を入れています。

また、昨年7月にはメディアプラットフォーム「note」を運営するピースオブケイクと資本業務提携を締結したのをきっかけに、鎌田さんは「動画に限らず、いろいろなフォーマットでコンテンツを発信している方がいるんだな、とあらためて感じた」と言います。

そして、次の新規事業についてアイデアを模索していたところ、人から「いま、ラジオがきている」と聞いたそう。海外に目を向けると、アメリカでは国民のおよそ30%がPodcast(ポッドキャスト)を聴いている現状などを踏まえ、「音声だけに特化したら、また別の世界があるんじゃないか」と思い立ち、“音声”に着目するようになったと鎌田さん。また、「REC.」の聴く側のユーザーに向けては「“ながら聴き”のように、気楽に聴いていただきたい」と話します。

そして、配信環境については「YouTubeで配信するとなると、スマホでもできるんですけど、カメラを買って、パソコンで編集して……と、こだわり出すとキリがないしハードルがある。でも『REC.』は、スマホだけ。スマホのマイクから音声を拾い、効果音をつけて、そのまま世に発信することができる」と手軽さを説明。「“簡単に聴いてもらいたい”“簡単に配信したい”というものを、一番身近な“スマホ”で解決することで、ラジオをもっと伸ばせるんじゃないかと思った」と語ります。

一方で、「動画は最高のコンテンツ」とも。なぜなら、文字や写真などと比べ、“情報量が多い”から。それゆえに、「動画をつくる時間も必要になってくることを考えると、短尺な動画とか、テキストとかいろいろなタイプの人がこれからは増えてくるんじゃないかと思う」と推測します。

次のページ
1 2
この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ