今年で99回目を迎えたニューヨークADC賞が、5月18〜22日に各部門の受賞作品を発表。最終日には、最高賞となるブラックキューブと特別賞を発表した。
本年度は新型コロナウイルスの影響で授賞式を中止。そこで今年は、インスタグラムのライブ配信を活用し、各審査員が自宅などから各賞を発表した。
本年度のブラックキューブは、TBWA/Media Arts LabによるアップルのAirPodsのCM「Bounce」。音楽に合わせて街中を歩き始めた男性。街中にあるものを使って、けい、軽快に弾み続ける姿をモノトーンの映像で描いている。この作品は、4つのゴールドを獲得したほか、2つのBest of Discipline(部門最高賞)を受賞している。
また、特別賞において、「BOUTIQUE AGENCY OF THE YEAR」にSIX(CEO:野添剛士)、「BOUTIQUE DESIGN STUDIO OF THE YEAR」にSHA(代表:竹林一茂)が選ばれた。これまでの受賞作品のポイントから算出された同アワードによるエージェンシーランキングにおいて、SHAは27位、SIXは70位という結果になっている。