D&AD賞広告部門他発表、広島平和記念資料館本館が空間デザインでイエローペンシル受賞

2020年度D&AD賞の広告部門、カルチャー部門、デザイン部門(グラフィック、ブック、新聞&雑誌、パッケージを除く)の受賞作品が発表となった。

ゴールドに相当するイエローペンシルを4個受賞したのは、バーガーキング「Moldy Whopper」。その名の通り、「カビの生えたワッパー」である。美味しく作られたワッパーが日に日に変化し、34日目には青や白のカビで覆われた状態を撮影した映像とポスターが制作された。

メッセージは、「THE BEAUTY OF NO ARTIFICIAL PRESERVATIVES」(人工保存料を使わない美しさ)。このビジュアルを通して、自社のワッパーに防腐剤を使用していないことを伝えている。また、バーガーキングはカルチャー部門でも、人気のサッカーゲーム「Fifa」を活用したキャンペーン「Stevenage」で、3個のイエローペンシルを受賞した。

日本からは、丹青社が手がけた広島市「広島平和記念資料館」の空間デザインがデザイン部門でイエローペンシルを受賞した。1955年の開館以来3度目となる展示リニューアルでは、「実物資料で表現すること」などを展示方針に掲げ、事実を後世に伝えることにチャレンジしている。

日本は上記3部門において、シルバーに相当するグラファイトペンシルを6個、ブロンズに相当するウッドペンシルを11個獲得した。

ADVERTISING部門

・Integrated / Integrated/Medium Business (50-500 employees)

Expensify「Expensify This」(JohnXHannes)

 

・Media / Use of Press & Outdoor

Gazeta.pl「The Last Ever Issue」(VMLY&R)

 

・Media / Use of Direct

・PR / Public Affairs Campaign

The Female Company「The Tampon Book: A Book Against Tax Discrimination」(Scholz & Friends Berlin)

 

・Media / Use of Press & Outdoor

・Experiential / Public Environments

Mumbai Police「The Punishing Signal」(FCB India)

 

・Media / Use of Digital

・Digital / Creative Use of Social Media

Black & Abroad「Go Back To Africa」(FCB/SIX)

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