古い蔵を再構築、長坂常が空間を手がけたニューバランスの新コンセプトストア

ある時、この悩みを吹き飛ばしてくれたのが、移動した蔵の材料を組み直していた職人さんだった。職人さんが蔵の柱にもともと刻まれていた抜き部分を利用して、現場にあるもので作った即席掃除用具置場、最近、我々でいうところの『まかない家具』を、偶然にも見たことがきっかけになったのだ。それを見て『そうか、建築の中の蔵の骨組み。そのままではハリボテの骨組みも、骨組みを利用した機能が新たに加えられることで、そのハリボテ自体が機能しはじめ、ハリボテがハリボテじゃなくなる。』そう考えたのだった」

続きを読むには無料会員登録が必要です。

残り 289 / 1349 文字

KAIGI IDにログインすると、すべての記事が無料で読み放題となります。

登録に必要な情報は簡単な5項目のみとなります

「AdverTimes. (アドタイ)」の記事はすべて無料です

会員登録により、興味に合った記事や情報をお届けします

この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ