夏のおすすめ書籍「広告クリエイティブの歴史を振り返ってみよう」

【関連記事】夏のおすすめ書籍「マーケティング業務の足固めでスキルアップ」はこちら【関連記事】夏のおすすめ書籍「マーケティングの最新動向をインストールする」はこちら

宣伝会議書籍編集部が、「マーケティング業務の足固めでスキルアップ」「マーケティングの最新動向をインストールする」「広告クリエイティブの歴史を振り返ってみよう」の3つのテーマで、今夏の読書におすすめの書籍を紹介します。

『日本の歴史的広告クリエイティブ100選』岡田芳郎著

『日本の歴史的広告クリエイティブ100』

カンヌライオンズ、ONESHOW、D&AD、ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSなど、国内外の広告賞は近年、カテゴリーの新設や再編が続いています。それは時代の変化ともに、広告のメディア、手法、表現などが多様化し、次々と変化を遂げているからに他なりません。しかし、どんなに時代が移り変わろうとも、広告をつくるのは「人」。

平賀源内が「本日、土用の丑の日」と書いて店頭に貼った江戸時代から現代にいたるまで、そこだけは変わっていないのです。そんな“クリエイター”たちがつくった、アイデアと発想力にあふれた100の広告を選んで解説したのが、『日本の歴史的広告 クリエイティブ100選』です。

著者は本書への作品掲載にあたり、広告という表現に見られる、販売目的を超えた「遊び」や「芸」のある広告を選んだそうです。新聞記事の上に習字で商品名を書いた壽屋の広告、新聞の表と裏を透かして見る料理酒利久の「透視広告」など、現代でも通じる普遍的なアイデアが満載。まさに広告の「古典」です。

「自分が生まれる前の広告なんて古くさい」と思う前に、一度本書を開いてみれば、いま悩んでいる、目の前の企画の大きなヒントになるかもしれません。文学や音楽、美術などあらゆる表現がそうであるように、「古典」から学べること、学ぶべきことはたくさんある――この本を読むと、そんな気持ちでいっぱいになります。

続きを読むには無料会員登録が必要です。

残り 1060 / 1645 文字

KAIGI IDにログインすると、すべての記事が無料で読み放題となります。

登録に必要な情報は簡単な5項目のみとなります

「AdverTimes. (アドタイ)」の記事はすべて無料です

会員登録により、興味に合った記事や情報をお届けします

この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ