このように目的が具体的になれば、それを解決するためにどのようなデータを増やし、高めればよいかがわかり、具体的な行動が可能となるのだ。
現場の抱える課題を把握し データ部門はあくまでサポート
では、データ利活用の目的はどのように定めればよいのだろうか。
野口氏は「企業である以上、データ利活用をする究極の目的は“売上or利益”。そこに対して、課題を具体化にしていき、データがどう貢献できるのか考えればよい」と言う。例えば、売上が上がらない理由を3、4段階ほど細かくしていくと、「○○の受注率が低い」という具体的な課題がでる。そこで初めて、その要因分析にデータが利活用できる