ユニクロは、機能性インナー「HEATTECH(ヒートテック)」のグローバルキャンペーンとして、サーモグラフィーを新しいカタチへとアップデートした熱のアート「
」を公開した。
本企画はヒートテックの吸湿発熱技術に着想を得たもので、人間の体温という熱分布データから、今回開発した特殊なカメラを通してリアルタイムにグラフィックを生成している。
企画にあたり、コロナ禍の世界において、熱や体温、そしてサーモグラフィーの映像はネガティブなもの、怖いものとなっている点に着目。人の体温をリアルタイムにアートへと変えることで「暖かくいることの大切さ」を伝えながら、心も身体も暖めるようなコンテンツをつくることを目指したという。インタラクションデザイナー、プログラマーとしても活躍する真鍋大度氏、ビジュアルアーティストのRaven Kwok氏、シンガーソングライター・ミュージックプロデューサーのAkini Jing氏らとコラボレーションし、『We Stay Warm Together』というメッセージと共に作品を公開している。
アートのコンセプトから、テクノロジー開発、映像表現への落とし込み、インスタグラムで体験可能なARフィルターのアイデア開発、そしてそれらの制作に至るまでを手がけたのは、TBWAHAKUHODO。
「健康のために身体を暖める。そんな冬には当たり前のことを、これほどまでに大切に想う時代があったでしょうか。去年までとは違う冬が来る、STAY HOMEが今尚続く世界に向けて。ヒートテックひいてはユニクロが何を伝えるべきか。そんな出発点から議論をはじめ到達したのが、『We Stay Warm Together / あなたの熱で、あなたを暖める時代へ。』というコアアイデアでした」と、TBWAHAKUHODO クリエイティブディレクター 市川直人氏。
この考えと、ユニクロの“The Art and Science of LifeWear”という思想を掛け合わせて生まれたのが、サーモグラフィーを再解釈しアートへとアップデートした「ThermoArt」だ。



