いまの若者はLINEよりInstagram!? dot代表・冨田侑希「自分たちならではの使い方を発見し、開拓している」

※本記事は株式会社マスメディアンの『advanced by massmedian』に掲載された記事を表示しています。

ファッションデザイナー、起業家、インフルエンサーなどマルチに活躍するハヤカワ五味さんがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「マスメディアン 妄想の泉」。この番組では、さまざまなフィールドで活躍する起業家やクリエイター、アーティストをゲストに迎え、未来を面白くするヒントを“妄想しながら”探っていきます。12月19日(土)の放送は、前回に引き続き、dot(ドット)代表の冨田侑希(とみたゆき)さんが登場しました。

Z世代は“Why”から共感したい

dotでは、Z世代ならではの強みを活かしたさまざまなサービスを手がけています。高校生から大学生を中心としたZ世代のニーズやアイデアを必要としている企業。彼らと一緒に、新たなサービスの企画や企業の課題を解決していくための場の提供などを行っています。

つい先日も、クライアント9社を集め、学生向けに発信している会社案内などに関する情報を見て、Z世代はどう感じているのかを本音で語り合う会を実施したと、冨田さんは話します。

その際に、多くの企業の方が驚いていたのは「会社が発信している情報が、Z世代にとって“そこまで重視していないものが多かった”こと」。冨田さんは、「会社として“ここは別にアピールする部分ではないだろう”と思っていた部分が、実はZ世代にとってはすごく刺さることだった。例えば、会社のWebサイトに掲載している事業内容。これまでの実績などを発信されている企業が多かったが、Z世代は(そこに在籍している人の)人柄や、その会社がなにを目指しているのかなど、理念の部分をとても重視する子たちが多かった」とリアルな例を紹介します。

さらには「会社の事業内容を重視する子は少なく、その会社のストーリーや“Why”の部分から共感したい、というニーズが多いことが発見だった」と振り返ります。

また冨田さんによると、Z世代はビジュアルから感じ取る“直感”も大事にしているそうで、「(企業の)InstagramやSNSなど、最初にビジュアルから触れて、興味を持って情報を見に行く、ということが当たり前になっている」と言います。そのため、ビジュアルの第一印象で心がときめかない場合は、「その先に興味が向かない子が多かった」とも。

このように、重視するポイントの違いやニーズの認識のズレに気づかされた企業側からは「“(会社案内など情報の)伝え方を変えていかなければ”と感じた」といった感想が多く寄せられたそうです。

LINEは業務的なやりとりがメインに!?

冨田さん自身もギリギリZ世代ではあるものの、10代のころはSNSでの発信などに「積極的なほうではなかった」と言います。また、その当時といまを比較して驚いたのは、メインで使っているSNSツールの変化。

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