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クリエイター300人調査、過半数が「理想の働き方に一歩近づいた」朝型も増加

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月刊『ブレーン』では、2020年12月25日から2021年1月13日にかけて「2020年、クリエイターの働き方は変わった?<匿名アンケート>」を実施しました。広告会社、制作会社のクリエイターを中心とした月刊『ブレーン』読者、メルマガ登録者の304人から回答を得たものです。2020年1月に実施した調査の結果と比較しながら、その変化について見ていきます(本記事は『ブレーン』2021年3月号に掲載した記事を再編集したものです)。

調査概要

「2020年、クリエイターの働き方は変わった?<匿名アンケート>」
期間:2020年12月25日~2021年1月13日
方法:Webアンケート
対象:広告会社、制作会社のクリエイターを中心とした月刊『ブレーン』読者、メルマガ登録者
有効回答数:304

働き方が理想に一歩近づいた2020年

新型コロナウイルスの影響で、働き方が大きく変化した2020年。広告界も例外ではない。

本調査では、「働き方が変わった」と答えた人が65.8%。「どちらかといえば変わった」と答えた人も合わせると、88.5%と90%に迫る。

また、「働き方が理想に近づいたと思う」人の割合が17.4%、「どちらかといえば思う」と答えた人が51.0%という結果に。少しは理想に近づいたと感じている人が多いようだ。

別の質問で「働き方において最も変化した項目」について聞いたところ、59.5%の人が「働く場所」と答えていることから、場所が理想の働き方において重要な要素と考えている人も多いと推測される。実際に、「リモートワーク中心になり、時間や場所を選ばずに働けるようになりました。週末は大阪の元同僚の会社を手伝えるようになりました」といった声も寄せられている。

1日の平均労働時間は減少傾向、朝型のクリエイターが増加

2020年1月20日~2月1日にかけて実施した前回の調査では、1日の平均労働時間が10時間以内と答えた人の割合は、53.3%だった。しかし、今回の調査では、64.4%と11.1%増加している。また、「移動時間がなくなったことは効率を上げたと思う」という回答もあり、時間の短縮のメリットもあったようだ。

一方で、「仕事とプライベートの時間のメリハリが自己管理になってしまうため、知らず知らずに仕事時間が増えてしまう傾向が否めない」とも。「仕事を2時間やったら、2時間自分の時間……など仕事とプライベートのミルフィーユ状態で、気分転換や切り替えができています」といったように自ら工夫をする人もいるようだが、一人ひとりが自分りの働き方を模索する必要がありそうだ。

始業時間にも変化がある。前回は「午前9時から」もしくはそれより早い時間に働き始める人の割合は48.7%と50%を切っていたが、今回56.9%と上回っている。

それに伴い終業時間も早くなり、21時までとの回答が62.4%から74.6%に増加した。実際に、「朝早くから仕事をはじめて、晩御飯が始まる19時には打ち合わせを終えるのが基本スタイルになりました」という人もいたようだ。

『ブレーン』2021年3月号

 

【第1特集】
ニューノーマルで変化 空間デザインと体験価値

・白井屋ホテル
・角川武蔵野ミュージアム
・春華堂「スイーツバンク」
・共創自治区 SHIKIAMI CONCON
・横浜トヨペット「U-BASE 湘南」
 
【第2特集】
クリエイター300人調査 これからの働き方白書

・この1年の変化を比較クリエイター300人調査
・クリエイターは働き方の変化に、今何を想う
・広告会社・制作会社の働き方に関する制度はどう変わった?
・働き方の実態は?6人のクリエイターに現場の本音を取材
・電通から独立 人生100年時代のクリエイターの働き方とは
 
【青山デザイン会議】
こだわりを届け続ける小さな出版社だからできること

・島田潤一郎(夏葉社)
・中岡祐介(三輪舎)
・ミネシンゴ+三根かよこ(アタシ社)