2050年までに水問題を解決できる状態に。WOTA・前田瑶介の活動の原動力とは?

※本記事は株式会社マスメディアンの『advanced by massmedian』に掲載された記事を表示しています。

ファッションデザイナー、起業家、インフルエンサーなどマルチに活躍するハヤカワ五味さんがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「マスメディアン 妄想の泉」。この番組では、さまざまなフィールドで活躍する起業家やクリエイター、アーティストをゲストに迎え、未来を面白くするヒントを“妄想しながら”探っていきます。1月30日(土)の放送は、前回に引き続き、WOTA(ウォータ)・CEOの前田瑶介(まえだ・ようすけ)さんが登場しました。

(左から)前田瑶介さん、ハヤカワ五味

インフラビジネスの可能性

「人と水の、あらゆる制約をなくす」をビジョンとして掲げるWOTA。水道がない場所での水利用を実現するポータブル水再生処理プラント「WOTA BOX」や、水道のない場所に設置できる手洗いスタンド「WOSH」を開発するなど、人と水の関係における新たなサービスを提供しています。

同じインフラ分野である電気やガスに目を向けてみると、電力自由化や公営ガスの民営化が進んでいます。これについて前田さんは「電力は“FIT(固定価格買取制度)が終わったらどうなるのか”という点があるが、自由化によってソーラー(パネル)が一気に普及した。それは世の中的に意味のあること」と言います。そのメリットとして、もし発電所で故障などが生じても、すべての人が電気を使えなくなる状況が回避できること、また、再生可能エネルギーの比重が上がることによって環境負荷が減ることを挙げます。

一方で、水道法が改正されたものの、「インフラ分野である水への民間参入が難しいのは、ビジネスとして重すぎる。何百億円もかけて、投資回収期間が50~100年となると、“そんなリスクを誰が取るのか”という世界になってくる」と指摘します。とはいえ、「(電力やガスなど)いろいろなインフラビジネスがあるが、同じような構造になっていると思う。だから、(水道も規模を)小さくしていけば、“その場所の水問題は、うちが解決したい”と(誰もが)始められるビジネスになっていくのでは」と予見します。

続きを読むには無料会員登録が必要です。

残り 1330 / 1941 文字

KAIGI IDにログインすると、すべての記事が無料で読み放題となります。

登録に必要な情報は簡単な5項目のみとなります

「AdverTimes. (アドタイ)」の記事はすべて無料です

会員登録により、興味に合った記事や情報をお届けします

この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ