澤田
:広告会社の人は「広告力を自分に活かす」と豊かに生きられると思います。僕の場合は、息子が目の見えない障害を持って生まれて困っていたんですけれど、そのときにふと「困っているということは、僕はクライアントだ」と気づいたんです。あとクリエイティブな仕事をしているはずなのに、僕の働き方が全然クリエイティブじゃなかった。だったら自分がCDになって、自分の働き方をクリエイションし提案しようと、自分に向けて企画書を書きました。これからは強者ではなく、マイノリティに寄り添った「マイノリティデザイン」をしようと決めました。僕が広告で培った力やクリエイティブ力を、くるっと自分に向けてみたら、働き方が激変しました。