4月1日より、東京・白金のOFS galleryにて、アートディレクター・グラフィックデザイナー 木住野彰悟による「寸法」展が始まる。
木住野は、2007年に6D設立。企業や商品のビジュアルアイデンティティをメインに、ロゴやパッケージデザイン、空間におけるサインデザインなど幅広く手掛けている。近年は小田急線登戸駅のドラえもんサインのデザイン、那須塩原市図書館 黒磯駅前「みるる」VI サイン、「北村写真機店」のアートディレクション、ロゴ、パッケージ、サイン計画、京都の新風館のロゴとサイン計画などを手がけている。016年にD&AD(ロンドン)でグラフィック部門の審査員、2017年からはグッドデザイン賞の審査員を務めている。
本展は、ふだん私たちがなかなか意識することのない寸法をテーマに企画。本展にあたり、木住野は次のようにコメントしている。
「インフォメーションデザインは、ほどよい寸法の見立てが基本となります。情報を必要としている人の目にはパッととまること。必要としていない人の目には、うるさくないこと。環境との相関で決まるほどよい寸法をさぐりあてることが、きちんと役割を果たすデザインには欠かせないのです。ほどよさはモニターでははかれません。現場でひとつひとつ検証することもかないません。そのため普段から寸法を意識し、頭ではなく体でつかんでおくことが、正解を導きだす近道となります。生活者としての自分が行く先々でほどよい寸法を体験としてストックし、判断の指針とするのです。この展示は、そんな僕が見ている景色を、リアルな空間に再現しようという試みです」
本展は2020年3月末に同ギャラリーで開催されたが、緊急事態宣言の影響を受けたことから、昨年の内容に新たな作品を加えてのリベンジ開催となる。
木住野彰悟「寸法」
会期:2021年4月1日(木)〜4月18日(日)
会場:OFS gallery(OUR FAVOURITE SHOP内)
時間:木〜日 12時〜19時(最終日は17時まで)
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