サントリー×TimeTree、コ・マーケティングで30代夫婦の心を掴む

サントリー「ザ・プレミアム・モルツ」とTimeTreeは、3月21日に両社が主体となったキャンペーン「#ごほうび時間はじめましたキャンペーン」をスタート。スペシャルムービーが約50万回再生されるなど、反響を得ている。その企画背景や狙いを、サントリービール マーケティング本部 宣伝部の八須俊幸氏、TimeTree Growth & Business Platform マーケティング責任者の吉本安寿氏、電通zero クリエイティブディレクターの見市沖氏に聞いた。

左から、サントリービールの八須俊幸氏、TimeTreeの吉本安寿氏、電通zeroの見市沖氏。

「#ごほうび時間はじめましたキャンペーン」は、「ザ・プレミアム・モルツ」を展開するサントリービールと、2000万人のユーザーを抱えるカレンダーシェアアプリ「TimeTree」を提供するTimeTreeの協同施策。

3月21日には、コロナ下での共働き夫婦の日常を描いたスペシャルムービーを公開。4月3日からは、動画の感想を指定のハッシュタグとともにツイートすると「ザ・プレミアム・モルツ」が当たるキャンペーンも実施している。TimeTreeアプリ内では、キャンペーン開始日の4月3日のカレンダーを開くとLPサイトに誘導するバナーも設置した。

主なターゲットは、共働きで未就学児を抱える30代の男女だ。これは、ザ・プレミアム・モルツがアプローチしたい層であり、TimeTreeユーザーの中心層になる。そこで、キャンペーンテーマに「ごほうび時間はじめました」を設定。コロナ禍で環境が変化し夫婦だんらんの時間を取るのが難しい日常の中でも、少しでも贅沢な時間をつくってメリハリのある日々を送ってほしい、という想いを込めた。

ムービーの感想をツイートすると、抽選で100人に「ザ・プレミアム・モルツ」1ケース(12缶)が当たるキャンペーンも実施。期間は4月3日~4月17日。

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マス型広告ではリーチできない層にアプローチ

このような、異業種との協同キャンペーンを実施した背景について、サントリービール マーケティング本部 宣伝部の八須俊幸氏は、「メディア接触が多様になっている昨今、従来のマス型の広告コミュニケーションだけではどうしてもリーチできない方たちがいる。そのような方々にも、ブランドメッセージに共感し、自分ごと化してもらえるような施策を行いたいと考えました」と語る。

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