「音楽人生30年、“ベテラン”ではなく、“新人”と呼ばれたいが一心で小説を書いた」(ゲスト:松尾潔)【前編】

【前回コラム】「ホリエモンや見城徹、前澤友作……「新R25」バズりの秘訣は大物たちの“いじり方”!?(ゲスト:渡辺将基)【後編】」はこちら

今週のゲストは、数々のヒット曲を世に送り出してきた音楽プロデューサーの松尾潔さん。初の長編小説『永遠の仮眠』を発表した松尾さんですが、小説を執筆するきっかけとなった直木賞作家・白石一文さんとの出会いなどをうかがいました。

今回の登場人物紹介

左から、権八成裕(すぐおわパーソナリティ)、澤本嘉光(すぐおわパーソナリティ)、松尾潔、中村洋基(すぐおわレギュラーゲスト)

※本記事は3月21日放送分の内容をダイジェスト収録したものです。

「すぐおわ」は「ブリキの太鼓的な面白さがある」

澤本:はい、皆さんこんばんは。CMプランナーの澤本です。

権八:こんばんは。CMプランナーの権八です。

中村:こんばんは、WEB野郎こと中村ヒロキです。

権八:ちょっと温かくなってきましたね。

澤本:花粉がひどい。

権八:花粉症?だからそんなマスクを四重ぐらいにしてるんですか?

澤本:いやそれは花粉症もあるけども、当然コロナ対策ですよ。

権八:本当に四重にしてるの?

澤本:いやいや、二重だよ。

権八:二重か(笑)。なるほどね。

中村:ということで、今回も素敵なゲストにお越しいただいております。

権八:すごい!

中村:ご紹介します。音楽プロデューサーの松尾潔さんです!よろしくお願いします!こんばんは。

松尾:こんばんは。

中村:すごいっすよ。アーティストに提供した楽曲の累計セールス枚数3000万枚!「どこの都市の人口だ?」っていう。

松尾:だけど、それこそテレビでCMが流れるとこの人数が一気に見るわけですよね。だから数ってどこで切り取るかってすごく難しいなって。僕、今回本を出してから、いろんなところでプロフィールのここに反応される方多いんです。だけど、メディアの人たちはみなさん毎日それぐらいの人たちと向き合う作品をつくられてるじゃないですか。音楽だって、今YouTubeでは1曲で「1億回まわった」って言ってる。だから「3000万枚」とか言ってること自体が「令和のカウントの方法じゃないのかな」って思ったりもしながら(笑)。一応プロフィールには入ってます。

中村:本にも出てきましたもんね、その話。

松尾:出てきます。

澤本:それで、なぜこの松尾さんがこの「すぐおわ」来てくださったのか。

松尾:まず一つにはね、僕が「この番組に出たい」って手を挙げました。

澤本権八中村:おお~!

権八:ありがとうございます!!

中村:こんな素敵なゲストが……嬉しすぎる。

松尾:この番組はね、スタジオレコーディングの帰りに聞いて「あ、澤本さん生きてる!」って(笑)。

澤本:生きてます(笑)。

中村:生存確認(笑)。

松尾:で、権八さんが「あ、またゲストに対して人たらし発揮してる」とかね(笑)。

権八:いやいやいやいや。

松尾:そういう定点観測的な楽しみで、毎週ではないんですけど聞けるときは聞いてきました。さっきお伺いしたらこの番組もう7年続いてるとか?この東京FMの中でも長寿番組の方じゃないすか。これだけ続いて、このゆるい感じで保ってるのすごいですよ、逆に。

権八:ツッコミありがとうございます(笑)。

中村:そうなんですよ、何回やっても喋りがうまくならないなあと思いながら。

権八:慣れないよね。

松尾:だけど、部室トークみたいなそういうノリを維持してるっていう、習熟とか成熟をあらかじめ拒否してる『ブリキの太鼓』的なそういう面白さがあるかな。

澤本権八中村:(爆笑)。

澤本:僕らブリキの太鼓だったんだ(笑)。

中村:ありがとうございます(笑)。

松尾:面白いですよ本当に。

中村:松尾さんと澤本さんは、2002年の日韓ワールドカップの公式戦テーマソング『Let’s Get Together Now』を一緒に作詞された以来?

松尾:もう20年ぐらい前の話になっちゃう。

澤本:めちゃお世話になりましたよ。

松尾:とんでもない。2人ともまだ30代前半の頃で。そのあと「WOWOW」のCMでCHEMISTRYが大滝詠一さんの『恋するカレン』をカバーしたんですけど、あのときも選曲で澤本さんのお知恵を拝借して。楽しかったですよね。あとね、東方神起が日本でデビューするときのデビュー曲の歌詞もご一緒しましたよね。

澤本:そうですね。

権八中村:えー!!

権八:『どうして君を好きになってしまったんだろう?』

松尾:違う違う、一番最初の『Stay With Me Tonight』(2005年)っていう曲ですね。

澤本:『Stay With Me Tonight』と『Somebody To Love』(2005年)って曲。

松尾:『Somebody To Love』は今もライブで定番曲ですね。

権八:僕、今まで知らなかった。

松尾:ご本人が忘れてるんじゃないですか?

澤本:覚えてるんだけど、それを言うのもなんか恥ずかしいじゃない。

権八:いやいや、さすが謙虚な。じゃあ折に触れてご一緒してきたんですね。

松尾:特に2000年代初頭は、ご一緒することが多かったですね。

澤本:僕、作詞とかしたことなかったけど「できますか?」って言われて。打ち合わせしながらつくってたときに、「恥ずかしいけどちょっと言ってみちゃう」みたいな。ポロッと言ったこととかを松尾さんは褒めてくれるのよね。そうすると「この人には何言ってもいいんだな」って一生懸命書いた。でもそれは基本的に松尾さんの頭の中にあるものを、僕が引き出して行ってOKいただく感じで。

松尾:その時はそういう役割分担でやったんですけども、みなさんも普段のお仕事ってそういう感じじゃないですか?

権八:僕も本を読んでてそう思いました。そんなに遠くない感覚というか。

澤本:あとほら、この本のタイトル言わないと。

中村:本のタイトルも含めて、毎回ゲストの方にお願いしている20秒自己紹介をお願いしたいと思います。この「すぐおわ」は広告の番組ということでご自身の自己紹介をラジオCMの秒数20秒に合わせてやってください、というコーナーがございます。ご準備はよろしいでしょうか?

松尾:ぶっつけですけども、やらせていただきます!

中村:はい!ではどうぞ!

松尾:松尾潔と申します。これまで音楽の仕事を30年近くやってきたのかな、プロデュースももう20年以上やってるんですけれども、“ベテラン”と呼ばれることも多い私が、“新人”と呼ばれたいが一心で小説を書きました。『永遠の仮眠』(新潮社)というのが、そのデビュー小説のタイトルとなります。

澤本:完璧だ。すごい。

中村:本のタイトル間に合わないかなと思ったけど、バッチリ間に合いましたね。

次ページ 「初の長編小説『永遠の仮眠』は、松尾潔の自叙伝?」へ続く

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