アニメーションだけで表現することを決めたのは、手で描き上げることで、コーヒー農園やコーヒー豆を加工する人々の知恵と苦労の結晶を、表現のどこかに感じてもらいたいと思ったから。
「ストーリーとしては、転がってきたコーヒー豆にフォーカスし、さらにコーヒー豆から抽出された液体のひと粒の雫にフォーカスし、その世界が広がっていくことにアイデアのポイントがあります。ミクロな視点からマクロな視点へ。また、リアリティとファンタジーによる物語。「ひと粒と、世界に、愛を。」という言葉がそういった視点で創り出されているように、映像の世界観も素直にこの考えに乗って考えていきました」