日本コカ・コーラは10月28日、緑茶ブランド「綾鷹」の「伝統工芸支援ボトル」の売上の一部を、伝統工芸職人・団体22組へ寄付したと発表した。総額1200万円。
急須でいれたような本格的なお茶の味わいや、歴史あるお茶文化と伝統の尊重をブランドの軸にする「綾鷹」。本施策は、未来の伝統工芸・技術の継承を担う若手職人の活動を支援する目的で行われている。「綾鷹 伝統工芸支援ボトル」は、2021年2月から発売。伝統工芸品をボトルデザインのモチーフとし、1本ごとの売上の一部が伝統工芸を支援する活動に寄付される仕組みとした。
寄付にあたっては、伝統的工芸品産業振興協会の協力を得て、若手の伝統工芸職人の支援につながるプロジェクトを募り、22組を選出。綾鷹のブランドサイトでは、「寄付金を用い、木工施盤の講習会で綾鷹がよりおいしく魅力的に感じられるデザインを考案し、作品を製作することを通し、作業の簡潔・効率化を図りながら、後継者の育成を目指す」など、支援先の声も掲載する。後継者不足に加え、新型コロナの影響で、直接伝統工芸品と触れ合う機会が減少する中での支援となった。
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