20分というのは、女性がお弁当を食べ終えるまでの時間を想定。お弁当を食べながら楽しむオーディオコンテンツは、TOKYO FMとラジオドラマ脚本家の北阪昌人さんとのコラボレーションで開発している。
「20分のラジオドラマは北阪さんと一緒に考えていきましたが、お弁当を目の前に広げ、食べはじめるまさにそのとき、どのような音で心を掴むか、を丁寧に議論して決めていきました。山形・最上であれば新幹線に乗ろうとしている情景が浮かぶか、島根・出雲であれば、いきなり現地で、漁師の方がしじみをとりにいく風景が眼前に広がって感じるか、などです。あとはやはり一番強いのは、出演してくださる地元の方の声や方言。それが耳に入ってくるだけで、旅情が一気に増すな、と思い進めましたが、制作過程での試行錯誤のなかで確信に変わっていきました」
