the Red Dot Award: Brands & Communication Design 2021のグランプリが発表となった。本年度は、9つの作品が本部門の最高の賞であるRed Dot:Grand Prixを受賞。その一つである空間コミュニケーション部門において、小林弘和氏と山田春奈氏によるクリエイティブ・ユニットSPREADとプロデューサーの滝澤弥香氏(電通ライブ)が手がけた「Mesh Virus-Control Flag Partition」がグランプリに選出された。また同賞「ブランド」部門では、「みんなの銀行」がRed Dot:Brand of theYearに選出されている。
「Red Dot Design Award」は66年の歴史を持ち、「iF DESIGN AWARD」、「International Design Excellence Awards(IDEA)」と並び、「世界三大デザイン賞」の一つと呼ばれている。現在は、「プロダクトデザイン」「ブランド&コミュニケーションデザイン」「デザインコンセプト」の3つの部門において、それぞれ審査が行われている。
2021年度ブランド&コミュニケーションデザイン部門には49か国から9178のエントリーがあり、その中から優れたデザインが「Red Dot」に、さらに優秀なものが「Red Dot: Best of the Best」に選出されている。そして、「Red Dot: Best of the Best」の中から9つのグランプリが選出され、11月に発表となった。受賞作品は、ドイツ・ベルリンにあるThe Museum für Kommunikationにて、2022年1月まで展示されている。