「移動を思い出に変化する」Hondaアプリ「RoadMovies」が、新機能満載で復活

本田技研工業(以下 Honda)は、スマートフォン用動画作成アプリ「RoadMovies+(ロードムービーズプラス)」を11月24日にリリースした。

「RoadMovies+」は、短い動画撮影と簡単操作で映画の様なショートムービーが作成できるスマートフォン用アプリ。これはHondaがインターナビ「dots by internaviプロジェクト」の一環として2012年にリリースし、490万ダウンロードを記録して大ヒットしたアプリ「RoadMovies(ロードムービーズ)」をさらに進化させたものだ。

このアプリを新たなかたちで復活した背景を、開発チームは「“移動を思い出に変換する“という価値が今の時代こそ非常に大切だと感じました」と話す。自由に好きなところへ移動できた今までの生活から大きな変化があったこのタイミングこそ、改めてHondaとして“移動の大切さ”を感じ楽しんでほしいと思い、リリースを検討し始めたという。

「今では動画作成アプリはたくさん世に出ており、機能も充実し、細かく編集することができる一方で、気軽に作ることが難しい。そこで機能もシンプルで制約があることで気軽に動画を作れるアプリが良いと感じました。またHondaとしては、やはり車やバイクなど製品に限らない形でより多くのお客様と繋がっていきたいと考え、今でも多くのファンに愛されているRoadMoviesしかないな、と思いました」(本田技研工業モビリティサービス事業本部)

最初にリリースした2012年から2013年にかけては、iPhoneが世の中で爆発的に普及していった時期。当時、「RoadMovies」はInstagramによって一般化し始めていたレトロカメラや映画風の多様なフィルターをいち早く動画の世界に持ち込んだ。そして、あえて1秒〜3秒の映像の連続という制約を設けたことで、誰が撮ってもロードムービー風の動画が生成できるという容易さが多くの人に受け入れられた。また本アプリは無料・無広告で、プッシュ型のプロモーションも一切行わなかったため、オーガニックにユーザー同士のリアルな口コミを通じて広がっていったのである。モデルや芸能人など著名人がSNSやブログで取り上げられたり、メディアでも数多く紹介されたことで、若いユーザーの日常づかいツールとして定着した。またノンバーバルで使えるシンプルで直感的なUIデザインが、日本のみならず世界中のユーザーからも支持を集めたという。2013年には「Yahoo!JAPANインターネットクリエイティブアワード2013」企業の部でグランプリを受賞、Apple App Storeで2013年ベストアプリにも選ばれている。

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