どちらも接触した瞬間に、生活者の頭に「?」「!」が生まれることを意識的に狙った表現ですが、②は特にその色が濃いかもしれません。これは、コロナ禍により友人や教師とこれまでのように気軽に会って情報交換ができず、例年以上に心配事や悩みを抱えこんでしまう事態に直面した当時の受験生たちに対して、明治R-1の広告に触れるちょっとした時間だけでも、ほっこりしてもらう体験を提供したいと考えた企画でした。受験生専用の「悩み共有ラジオ番組(TBSラジオで放送)」を作り、番組内や番組のTwitterアカウントで募集した受験生自身の言葉や悩みを、OOHで大々的に掲出。OOHの掲出=世の中への共有を通じて、「自分はひとりじゃない」「みんな同じ」だと実感してもらいながら、ほっこりした時間を過ごしてもらうことを狙った仕掛けです。
違いをレバレッジにOOHは話題の起点へ――Metro Ad Creative Award 2021 リレーコラム
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