【対談】市場創造こそがマーケティングの本質(石井淳蔵×音部大輔)

6つ目と7つ目は似ていますが、ブランドを「つくる」のではなく、協働によってブランドが「生まれる」という視点に立っているのだと思いました。

外部と内部を同時に変えていく

音部

:「外部と内部を同時に変えていくフレームワーク」というご指摘は、意識していたことではありませんが、確かにその通りです。外部と内部を行ったり来たりするんです。パーセプションフロー・モデルも、もともとは「外向け」に働きかけるフレームワークでした。しかし、なかなか思い通りにいかない。「買ってください」といくらメッセージを送っても、それは丁寧な命令にすぎないからです。その延長線上で購入を促すことに特化した販促活動などの施策で後押ししても、主体的に買っていないので再購入につながりにくい。結果として、こうしたアプローチでは効率が悪いことに気づいたのです。

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