コロナ禍によって、OOHの価値が高まっているが、実際にどのように活用すれば、その価値を発揮できるのだろうか。ここでは、今後のOOH活用のヒントとして、SNSで話題になった事例をテーマに分けて紹介する。
THEME1:猫の日にSNSを盛り上げる!
01.サントリー食品インターナショナル
猫つながりでキャットストリートをポスタージャック
サントリー食品インターナショナルは3月8日、猫がモチーフのヒンジキャップのノベルティ「ねこねこキャップ」を付属したコーヒー飲料「ボス カフェベース」を発売。それに先駆け、2月22日(スーパー猫の日)にはWeb動画を公開し、OOHも展開。親和性のある渋谷のキャットストリートの各所にポスターを掲出した。ポスターでは、店頭で「ねこねこキャップ」に出会えることを告知するため、「この猫探してください」と訴求。迷い猫ポスターのようなクリエイティブが話題を呼んだ。
02.いなば食品
シェアしたくなる猫で埋め尽くされた電車
いなば食品は2月20日、猫用おやつ「CIAOちゅ~る」の発売10周年を記念し、猫の写真でラッピングされたオリジナル電車「ちゅ~る ちゅ~るトレイン」を運行した。東京メトロ銀座線と丸ノ内線での運行で、期間は1カ月。車体の外観と、中づり、窓上、額面、ステッカー、つり革、窓シート、ドア下、イス横、フロアを含めた車内を、様々な猫たちが埋め尽くした。偶然車両に遭遇した人たちが車内を撮影し、SNSでシェアされる姿が多く見られた。
03.クロススペース
3D巨大猫が新しい試みでメディア価値向上を狙う
昨年、3D巨大猫として話題になった、クロス新宿ビジョンの「新宿東口の猫」が猫の日を記念し、新作動画「ディスプレイ編」の放映を開始した。「ディスプレイ編」では、いつもの部屋にディスプレイが設置され、猫がそのディスプレイを触りだすというストーリー。ディスプレイに映る映像は差し替え可能で、持っている動画を「ディスプレイ編」に差し込むことができるため、「新宿東口の猫」とのコラボが手軽にできるようになった。


