第59回ギャラクシー賞CM部門大賞に、サントリー「ほろよい飲んで、なにしよう?」

放送批評懇談会は、6月1日に第59回ギャラクシー賞の贈賞式を開催した。

本賞は、放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を顕彰するために、1963年に創設。テレビ、ラジオ、CM、報道活動の四部門を対象に、毎年4月1日から翌年3月31日を審査対象期間と定め、年間の賞を選出している。今年6月1日に、各賞を発表した。

本年度、CM部門には上期 109 本、下期 132 本、計 241 本(テレビCMが 161 本、ラジオCMが 80 本)の応募があったという。

審査委員長の服部智恵子氏は、次のように審査講評を述べている。「特筆すべきは、この 3 年でCM表現の方向性、コミュニケーション手法、トーン&マナーが変わってきたことでしょう。インパクトや注目度重視、声の大きな表現が多かったビフォアコロナのCMに比べ、 ウィズコロナのCMは、どちらかといえば内省的。多くの人の感じる鬱屈した日常に寄り添う表現が多く見られました。“何気ない、さりげない、心地良い”伝え方が、選考する委員の共感も獲得しました。 大声で語るのではなく、優しい語り口が主流。巣ごもり需要の増加、家族像の描き方の変化、テレワークによる制作手法の変化など、時代の転換点を感じながら、心に刺さる 13 作品を選出しました」。

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