「1週間が8日に増えたら、
その1日何をしますか?」
「三種の神器について、所感を述べよ」
「草で、自分の体重を
支えるロープを作れ」etc.
正解のない、
こんな問題を出されたら、
あなたはどう解答しますか?
倉成英俊著『好奇心とクリエイティビティを引き出す 伝説の授業採集』。
2022年9月6日発売/定価2090円(本体価格+税)
2020年にグッドデザイン賞を受賞した、答えのない問題を出すプロジェクト「変な宿題」。そのベースになった日本中、世界中、過去からの教育リサーチの中から選りすぐりの事例を、取材し直して、紹介する『好奇心とクリエイティビティを引き出す 伝説の授業採集』。
が1冊の本になり、9月6日に発売となりました。
「伝説の授業」とは?
1つの決まった正解を問うステレオタイプな学校の試験とは違う、好奇心をくすぐられ、想像力を掻き立てられる問題。その採集の範囲は広い。日本は東京から地方まで津々浦々。海外はアメリカ、カナダ、ヨーロッパからアフリカも。学校の授業はもちろん、企業研修から家庭の教育まで入っている。
人に会うたびに「あなたが受けた伝説の授業はなんですか?」と聞きまくって集めたものもあれば、実際に足を運んだところも多々ある。有名無名も無関係。凝り固まったこの現代の空気が変わるように。次世代を育むインスピレーションになるように。人々が面白く生きていくきっかけになるように。素晴らしい問題や授業を考えた先人たちに、最大限の経緯を表しながら、伝説の授業をここにシェアしていく。(『伝説の授業採集』本文より)
海外の有名大学でも学ぶことができない、面白くて、為になり、一生忘れない「授業」の数々。
著者である「アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所」所長、「電通Bチーム」の発起人で、自称「伝説の授業ハンター」の倉成英俊氏(Creative ProjectBase)は、約10年近いリサーチの中から会社、学校(国内・海外)、歴史、映画や本、家庭など、時代や国、カテゴリーを超えて採集した20の授業を厳選。本書に収録しました。
この20の授業を受ければ、頭の中で凝り固まった「思考バイアス」がほぐされ、誰でも好奇心をくすぐられること間違いなし。新しい発想・思考を手に入れる一歩となるでしょう。
また、企業研修、小・中・高・大学での教育、ご家庭での教育において、そして日々の仕事の中でも参考にしていただける1冊です。

倉成英俊
1975年佐賀県生まれ。小学校の時の将来の夢は「発明家」。東京大学機械工学科卒、同大学院中退。2000年電通入社。クリエーティブ局に配属、多数の広告を企画制作。広告のスキルを超拡大応用し、各社新規事業部の新プロジェクト創出支援や、さまざまなジャンルのプロジェクトをリードする。2014年より、電通社員でありながら個人活動(B面)を持つ社員56人と「電通Bチーム」を組織、社会を変えるこれまでと違うオルタナティブな方法やプロジェクトを社会に提供。2015年には、答えのないクリエーティブな教育プログラムを提供する「電通アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所」をスタート。これまで手がけたプロジェクトの中から、2020年に「変な宿題」がグッドデザイン賞、肥前の藩校を復活させた「弘道館2」がキッズデザイン賞を受賞。2020年7月1日Creative
Project Baseを起業。
目次
会社編
1時間目 1週間が8日に増えたら、その1日何をしますか。800字以内で書きなさい。
2時間目 テーブルを拭く。という入社試験
3時間目 「バラを分解せよ」青山フラワーマーケットの社内研修
4時間目 スイスのビジネススクールで、大縄跳びを10回跳ぶ。
コラム 伝説の授業から生まれた「変な宿題」
学校(国内)編
5時間目 同じ隅田川花火について、4つの新聞社が書いた記事の、違いを比べる授業
6時間目 「三種の神器について、所感を述べよ」中学時代の黒澤明監督の答案と、先生の採点。
7時間目 チーム分けは学年別。上級生VS.下級生で戦うルールの「下剋上体育祭」
8時間目 公式は覚えるな!と言う数学のB先生&たった一言で工学の本質を問うたK教授。
