日本新聞協会は9月7日、第42回「新聞広告賞」の大賞に大日本除虫菊の「いま、いいよね。一方通行の新聞広告」を選出した。優れた広告活動を展開した広告主や新聞社に送られる同賞は、1981年に設立され、今年で42回目の開催となる。
大賞を受賞した同広告は、インターネット広告への不安感を逆手にとり、新聞広告を称賛するコピーを並べることで、主力商品の告知と話題化を図る広告企画を展開。SNSでの反響を呼んだ。新聞とデジタルの機能を最大限に活用し、企業ブランディングに成功した広告活動として高く評価された。
企画制作は電通関西支社、モノリス、電通クリエーティブX。クリエイティブディレクターを古川雅之氏と直川隆久氏が務めた。掲載紙は読売新聞ほか全国5紙で、掲載日は2021年7月4日・5日。
【参考】
「大日本除虫菊『いま、いいよね。一方通行の新聞広告』」(月刊ブレーン2021年9月号)
※月刊「ブレーン」デジタルマガジンに移動します。
第42回新聞広告賞には、広告主部門で220件、新聞社企画・マーケティング部門で61件の計281件の応募が集まった。昨年から応募数は80件減少した。
贈賞式は帝国ホテル(東京・内幸町)で10月20日に開催する。そのほか主な受賞作は下記のとおり。
[広告主部門]
〈新聞広告賞〉
アース製薬「アース製薬史上最狭スキマ広告」
掲載紙:朝日新聞、東京新聞/掲載期間:2021年7月6日/サイズ:3ミリ×15段、カラー
味の素「保存新聞」
掲載紙:朝日新聞(名古屋)、毎日新聞(中部)の夕刊/掲載期間:2022年3月31日/サイズ:二連版全30段、カラー
島根県/Uターン促進企画「親のひとことが島根へ帰るきっかけでした」
企画:山陰中央新報社/制作:Node/掲載紙:山陰中央新報/掲載期間:2021年8月14日、12月30日/サイズ:ラッピング全60段、二連版全30段、カラー
ユニクロ「母の日キャンペーン」
企画制作:電通、sora/掲載紙:読売新聞/掲載期間:2022年5月6日/サイズ:全15段、全7段、全5段、雑報、カラー
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ロート製薬「目の愛護デー『巨大QRコード新聞広告』」
企画制作:電通関西支社、電通クリエーティブX/掲載紙:読売新聞、日本経済新聞/掲載期間:2021年10月10日/サイズ:全15段、カラー
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〈優秀賞〉
青森県
「#青森ぽかぽか総選挙」





