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チーターデジタル合併のCMグループ CEOが考える日本市場への期待

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MarTech領域はカオス状態 トレンドはシステムの統合

― マーケティングテクノロジーの領域は、日々新たなソリューションが誕生し、その数も増える一方です。カオスとも言えるマーケティングテクノロジー業界で課題となっていると思うことをお聞かせください。
まさにカオス的な状況だと思います。様々なソリューションが存在しているので、マーケターはどれを使えば自分たちにとって利益をもたらすことができるのか、混乱してしまっているでしょう。かつ昨今、マーケターの方は、マーケティングに多額の予算や人件費をかけるわけにはいかないので、システムの最適化をしなければなりません。

そう考えれば、世界のマーケターが求めているのは、ソリューションを採り入れることで得られる「業務効率化」と、これまで述べてきたようなブランドコミュニケーションの質向上の両立だと思います。そのニーズを捉えたうえで、多くのマーケティングテクノロジーのプロバイダーは、「システムの統合化」を進めています。この統合化は現在のトレンドとも言えるでしょう。

当社でもすでに、チーターデジタルの様々なエクスペリエンスプロダクトを使って、ファーストパーティのデータをCMグループ傘下の企業で活用できる状況になっています。まさに「システムの統合」です。そして今年の後半や来年の頭にはそういった製品のリリースをしていく予定です。

―今後のマーケティングの注目領域についてお聞かせください。
マーケットそのものは時代や社会の流れに沿って状況が変わってくるので、その時々で成長をもたらしてくれるもの、ここに投資を注力していきます。すなわち特定の領域に注目するわけではなく、あくまでマーケットの変化、企業体の規模、米国・ヨーロッパ・日本など個別の市場などに振り分けた上で、最適な戦略を考えています。

個人的には、カスタマーベースの調査に興味はありますね。ですが、あくまで私たちが提供したいのは、マーケティング担当者が求めていることを実現するためのソリューション。市場の動きとニーズを読み取って、世界中の企業が理想のリレーションシップマーケティングを実現できるように、チーターデジタルを含めた我々の仲間と支援していきます。