しかし、それはスタッフの想像を超える大変な撮影となった。
「通常のタイムラプス撮影のように定点カメラで変化を撮るのではなく、今回は巡る季節という表現でカメラが動き続けます。決めたカメラワークに対して1コマずつカメラの位置・高さ・角度などを計算して数値化し、ミリ単位で正確に動かしていくアナログな撮影を行いました。また、1秒=24コマ、24枚の写真を繋いで1秒の映像にしていく撮影方法で、1テイクを撮影するのにかかる時間は、1日10時間以上。季節の変化や光の変化を描くためには、どうしてもこの時間をかける必要がありました」(AOI Pro. 宮本卓氏)