出会いをチャンスに変えていけ!「アートとコピー」2期生コンビの“自分を証明する”軌跡

「アートディレクターとコピーライターの出会いの場をつくる」というコンセプトで2021年に開始した、「コピーライター養成講座×アートディレクター養成講座『アートとコピー』コース 阿部広太郎クラス」。過去2年の開催からは毎日広告デザイン賞の最高賞をはじめ数々の実績が生まれ、受講生コンビたちは現在進行形で目覚ましい活躍を見せています。

待望の第三期は2023年3月に開講が決まり、現在受講生を募集しています。次期の開講を控え、第二期の最終課題で最優秀賞を獲得した竹内駿さん・徳光一蕗さんコンビをゲストとしてお招きし、阿部さんを交えて本講座の魅力をお話しいただきました。

ある人は自分を試しに、ある人は仲間を見つけに

—まずは、この講座の設立の経緯を阿部さんからご説明ください。阿部

:3年ほど前、宣伝会議さんから「専門コースをやりませんか」と打診をいただいた時に、ふと、なぜこれまでの講座ではコピーライター(以下CW)はCW同士で、アートディレクター(以下AD)はAD同士で独立して学んでいるんだろうと疑問に思ったんです。

というのも私自身はCWをしていますが、実際の仕事では私一人で何かをつくりあげることはほとんどなく、9割近くがADやデザイナーの方たちと一緒に打ち合わせをして練り上げているんですよね。

こうした実際の仕事に近い形での講座があることで、共鳴しながら一緒に進んでいける仲間との出会いや講座をきっかけに具体的に何かをつくっていくような関係性が生み出せるのではないかと考えて立ち上げたのが、この「アートとコピー」です。

—お二人は、どんな目的を持ってこの講座を受講したのでしょうか。徳光

:私は普段、ストラテジックプランナー(以下ストプラ)という肩書きで戦略づくりの仕事をしています。主な業務はコピーでいうところのWhat to sayにあたる部分、つまり企画の大きい方向性をデータやインタビューを通して決めています。

戦略をつくることにやりがいを感じつつ、仕事によっては私に求められる役割が企画の「前段」までにとどまるシーンが多々ありました。どれだけその先に興味や意欲があっても、周りは私に企画のアイデアまでは期待していません。自分にだってチャンスがあれば、企画だってできるのに……という気持ちがだんだんと抑えきれなくなり、ここでひとつ、自分の力を証明できる実績をつくるんだという気持ちで参加しました。

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