講座での出会いから、広告賞のグランプリへ。「アートとコピー」で身につけた、アイデアの磨き方。

「アートディレクターとコピーライターの出会いの場をつくる」というコンセプトで2021年に開始した、「コピーライター養成講座×アートディレクター養成講座『アートとコピー』コース 阿部広太郎クラス」。ここでの出会いがきっかけとなり、目覚ましい活躍を見せる卒業生たちが後を絶ちません。今回は第三期の開講を目前に控え、第一期受講生のコンビで第89回毎日広告デザイン賞の一般公募・広告主課題の部 最高賞を受賞された石野亮真さんと菊野くるみさんに、講座で学んだことについてお話を聞きました。

相方不在のジレンマが、講座受講のきっかけに。

―最初に一期生のお二人から自己紹介をお願いします。石野

:コピーライター(以下CW)の石野です。私はもともと人材系の会社で営業職をしていたのですが、学生時代からの憧れもあって宣伝会議のCW養成講座を受けにいったことから制作会社に転職してCWになりました。最近また転職し、現在は博報堂プロダクツにてCWやプランナーとして働いています。

菊野

:私は新卒からWEB広告代理店でデザイナーをしており、プランナー・WEB

ディレクターを経て、今はアートディレクター(以下AD)として働いています。

―講座に参加したきっかけを教えてください。石野

:講座に参加を決めた時は、ちょうど営業から転職して制作会社にCWとして入社が決まっていたタイミングでした。まずはCWとして経験を積むことを第一に考えてはいたのですが、若い人が少ない環境だったため、業務以外でも切磋琢磨できるかどうかという不安を少し抱いておりました。特に悩んでいたのが「同世代のデザイナーが近くにいない」という点。自分なりに講座に参加するなどして知り合いを増やす努力はしていたものの、自分と同職種の方とは知り合えてもアート系の方々とは接点が持てず、挑戦できる公募もコピーだけで取り組めるものばかり。遅いCWデビューだった私は、「実績としてグラフィックや企画に関わる賞も欲しい」と考えていたので、この講座をきっかけに相方を見つけ、相方といろんなところに挑戦し、起爆剤になる実績や経験をつかんでいけたらと思いました。

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