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日産、バーチャル空間でクルマの販売 都内在住者対象…6月末まで試験

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日産自動車は3月8日、自動車購入の検討や試乗、購入契約を3DCGのバーチャル空間で済ますことができるサービス「NISSAN HYPE LAB(日産ハイプラボ)」を開始した。新たな販売方法として検証する。日産は21年から、一部車種でバーチャル試乗や予約注文ができるようにしている。

日産自動車は2023年3月7日、バーチャル空間で自動車を販売する検証を開始した
「NISSAN HYPE LAB(日産ハイプラボ)」の画面。CG生成にはエピック・ゲームズの「Unreal Engine 5」を用いている。キャラクターの挙動もゲームに近い

クルマのカラーリングやグレードをシミュレートしたり、走行の様子をCGで見られる、3D空間を用意した。利用者は自身の代わり身となるキャラクターを作成、操作して3D空間内を移動する。午前11時〜午後8時までの間は、スタッフも同様にキャラクターを操作し、接客する。チャットやマイクでの通話が利用できる。実際に購入を検討する場合は、予約の上、販売会社の日産東京販売の営業スタッフと空間内で見積もりや契約を行う。

NISSAN HYPE LABのドライブシミュレーション
NISSAN HYPE LABのドライブシミュレーション

期間限定の取り組みで6月30日まで。実際の販売や営業スタッフとの相談などは、東京都内に住む人が対象。下取りがある場合は店頭で対応する。

NISSAN HYPE LABにはスタッフも常駐しており、会話することができる
NISSAN HYPE LABにはスタッフも常駐しており、会話することができる

日産は2021年、電気自動車「日産アリア」限定でオンラインでの予約注文を受け付けていたほか、22年にはメールマガジン会員限定で、「フェアレディZ」のオンライン注文受け付けを実施。ショールームとしても21年からバーチャル空間を活用するなど、販売方法や顧客接点を広げようとしている。