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齋藤精一氏が審査委員長に、グッドデザイン賞2023の応募スタート

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日本デザイン振興会は4月4日、主催事業である2023年度グッドデザイン賞、およびグッドデザイン・ロングライフデザイン賞の応募受付を開始した。締め切りは5月24日。新たな審査委員長として齋藤精一氏(パノラマティクス主宰/クリエイティブディレクター)が就任し、「アウトカムがあるデザイン」を今年度のテーマに掲げている。

グッドデザイン賞は、1957年から続く日本を代表する世界的なデザイン賞。毎年国内外の企業や団体、デザイナーなどが多数応募し、これまでに多くの優れたデザインが受賞している。2022年度は、5715件の応募を対象に審査を実施した結果、1560件が受賞した。

齋藤氏は2018年から2021年にかけて審査副委員長を務めてきた。委員長就任に伴い、今年度は倉本仁氏(プロダクトデザイナー)、永山祐子氏(建築家)が審査副委員長となる。

左から 齋藤精一氏(審査委員長) 倉本仁氏(審査副委員長) 永山祐子氏(審査副委員長)

審査テーマである「アウトカムがあるデザイン」については、「デザインに関わる人や企業、団体などが生み出したアイデアに目を向けてその成果を読み解くことで、これからのデザインと産業・暮らし・社会が共に進むべき方向を見いだすことに挑みたい」という思いが込められている。

就任にあたり、本テーマについて齋藤氏は「ソーシャルデザインという言葉が多くの場で使われるようになった20 年前、ナラティブ=物語という社会的意義を求めた 10 年前、パーパスを企業価値やブランドとして定義した近年、こうした時系列の上に立ちながら、いまデザインに関わる全ての人が進むべき北極星を“アウトカム”として、皆さんのデザインを通して議論し見つけてまいります」と述べている。

応募対象は、商品・建築・アプリケーション・ソフトウェア・コンテンツ・サービス・システム・デザインを活用したプロジェクトや活動などで、国内外、一般用/業務用は問わない。2023年10月5日に受賞発表が可能なこと、2024年3月31日までに購入または利用が可能な「もの」「こと」が対象となる。

ロングライフデザイン賞の応募対象は、時代を超えてスタンダードであり続ける商品・建築・コンテンツ・サービスなど。これまで10年以上継続的に提供され、今後も継続して提供されると想定できるもので、本年度は2013年以前から提供されている対象の応募と推薦が可能となる。

応募は、公式サイトのエントリーページにて。今年度の受賞結果は10月5日に発表、10月25日に大賞が決定する。その後、4年ぶりとなる受賞全作品の展示会を東京ミッドタウンで開催予定。