ドラマ『クロちゃんずラブ』、物語もプロモーションもクロちゃん“なのに”本格的に制作

動画配信サービス「Paravi」で、今年3月から配信されているドラマ『クロちゃんずラブ~やっぱり、愛だしん~』が話題を集めている。主人公は、SNSを中心に何かと話題になるお笑い芸人・安田大サーカスのクロちゃん(黒川明人)。俳優の野村周平さんがクロちゃんを演じ、彼の人生をドラマで描いている。

本作の原案を手がけたのが、電通のプランナー 原央海氏だ。Paraviの新番組案募集(バラエティ・ドラマ・情報・スポーツ問わず)に応募したところ、「クロちゃんの人生をイケメンで本格ドラマ化」という企画が通過。本人ほか周辺の人々に合計30時間越えのインタビューを重ね、彼の恋愛を中心に、生まれてからこれまでのすべてを余すことなく調査。その結果、今回のドラマ化に至ったという。

「『嘘みたいだけど嘘じゃない、クロちゃんの実話であること』が大切だと考え、本人や元カノ、相方、芸人の後輩、親友、マネージャー等の30時間以上に及ぶ取材から始まりました。その中で、強烈なエピソードを洗い出し、年齢や出来事ごとにまとめ一覧化し、ドラマにすると良さそうな部分をピックアップしました」

そこから、映画「ハケンアニメ!」で日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した政池洋佑氏に脚本を依頼した。

「クロちゃん“だから”チープな仕上がりに、ではなく、クロちゃん“なのに”本格的、というギャップが大切だと考え、主演は野村周平さんに。ヒロインも伊原六花さん、田鍋梨々花さん、川津明日香さん、佐野ひなこさん、松井愛莉さんと、今をときめく5人に。映像のトンマナも、とにかく“本格感”にこだわりました」

ドラマの開始にあたり、さまざまなプロモーションも実施。地上波でのテレビCMはもちろん、YouTubeでの予告編や情報公開映像、9種類の6秒バンパーCMの公開、SNSでの投稿、さらにはアドトラックや山手線でのビジョン広告などを展開した。

9種の6秒バンパーCMでは、ドラマ内の印象的なシーンに「クロちゃん役が、グラスを舐めた。」「クロちゃん役が、枝で歯磨きした。」「クロちゃん役が、ベロベロした。」「クロちゃん役が、髪を食べた。」といったコピーを付けることで、一瞬で、でも強烈に印象に残るようにしたという。

次のページ
1 2
この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ