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グランプリは「スマドリバー渋谷」 第15回「日本マーケティング大賞」発表に

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2022年度の優れたマーケティング活動を表彰する「日本マーケティング大賞」選考委員会(選考委員長・近藤豊和 産業経済新聞社 上席執行役員 東京メディア営業局長)は5月23日、第15回「日本マーケティング大賞」の受賞プロジェクトを発表。グランプリは、飲めない人の視点から新文化創造に挑戦したスマドリの「スマドリバー渋谷」が受賞した。

準グランプリには「Z世代向け ライフスタイル提案ブランド『粥粥好日 (かゆかゆこうじつ)®』」(味の素+三井物産+ドットミー)を選出。そのほか奨励賞5件、地域賞3件が発表された。

グランプリプロジェクトであるスマドリバー渋谷は2022年6月に、“お酒を「飲める」人と一緒に安心して楽しみたい”というお酒を「飲まない/飲めない」人の声から生まれた。

同プロジェクトでは、「飲めない自分のままでいい。飲めても飲めなくても、みんな飲みトモ。」をコンセプトに、飲めない人のインサイトに徹底的にこだわった店舗設計、メニュー開発、体験設計とした。普段はドリンクの選択肢が圧倒的に少ないという飲めない人が密かに抱えていた不満を解決するだけでなく、お酒を飲む人が、お酒を飲めない人を連れてくるなど、お酒を「飲める」人と「飲まない/飲めない」人が一緒に楽しめる場を創出している。

さらに、適正飲酒啓発活動を渋谷未来デザインや企業、大学や地域団体とともに推進し、Z 世代を中心に大きな話題となった。飲めない人はもちろん、飲める人をも動かし、一緒に楽しめる社会へ向けた第一歩を実現。飲まない人の新市場創出に果敢に挑戦した点が評価された。

本賞は日本マーケティング協会が主催。厳しい経済環境の中でも、企業・自治体・団体などの組織における新しいマーケティングやコミュニケーションの手法、もしくはビジネスモデルの開発を積極的に促すことで、消費者の生活の向上と経済・社会の活性化に資する活動を奨励し、マーケティングのプレステージを高めることを目的として2007年に発表、第1回は2009年より実施している。

第15回の受賞プロジェクトは以下の通り(受賞プロジェクト名/受賞企業・団体)。

グランプリ

・飲めない人の視点から新文化創造に挑戦「スマドリバー渋谷」/スマドリ
 

準グランプリ

・Z 世代向け ライフスタイル提案ブランド「粥粥好日 (かゆかゆこうじつ)®」/味の素+三井物産+ドットミー
 

奨励賞

・共助×DX で地方の未来を創る ノッカルの挑戦/富山県朝日町+博報堂
・みんなで!どう解く?/日本マクドナルド
・LIFULL HOME’S「FRIENDLY DOOR」/LIFULL
・伝統の日本酒蔵が挑戦する「体験型」BtoC事業/梅乃宿酒造
・「地球の歩き方」コロナ禍で売上95%減からのV字回復/地球の歩き方
 

地域賞

関西地区
・偶然性で旅の行き先を決める「サイコロきっぷ」プロモーション/西日本旅客鉄道

九州地区
・食料廃棄物を釣りえさへ ECYCLE PROJECT/電通九州+IMARI+九州大学

北海道地区
・創業6年の酒蔵が挑戦する「6次産業化地方創生」/緑丘工房