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【調査】広告制作の現場で最も使われている「生成AIツール」は?

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月刊『ブレーン』(株式会社宣伝会議発行)は5月から6月にかけ、広告会社・制作会社などで働くクリエイターを対象に、AIの活用実態に関するアンケート調査を実施した(有効回答:262)。
(本記事は月刊『ブレーン』8月号「『仕事を奪う』は本当か 生成AIの隆盛とクリエイターの未来」特集からの転載記事です。特集の詳細はこちらから)

パース・イメージ 「生成AIツール」
(C)123RF

月刊『ブレーン』が広告制作の現場における生成AIツール利用実態などについて調査したところ、最も使われている生成AIは「ChatGPT」で、回答者の半数以上にあたる51.9%が使用していることがわかった。

そのほか、画像生成AIの「Midjourney」や「Stable Diffusion」が1割前後となっている。

また、それらのAIを活用した事例としては、「コピーの案だし」「企画の骨子作成」「社内資料用の画像生成」など、あくまで個人利用の範疇での活用となっているようだ。それ以外にも「(AIの)勉強のため」や「資料探し」など、さまざまな活用例が挙がっている。

結果は以下のとおり。詳しくは月刊ブレーン8月号(発売中)でレポートを掲載している。

【業務で使ったことのあるAI ツール】(複数回答)
1位 ChatGPT……51.9%
2位 Midjourney……11.8%
3位 Stable Diffusion……9.2%
4位 Notion AI……8.0%
5位 DALL・E2……4.6%

【実際のAI 活用事例】
<テキスト生成>
・キャッチコピー作成、メールの添削、翻訳
・キャッチコピーの一次案100案出し

<企画立案>
・アイデア出しや壁打ちの相手
・方向性を検討するたたき台として

<画像生成>
・企画書に使う参考画像の作成
・参考資料画像、プレゼン資料用画像、Vコン用素材、合成用背景、美術セットプロップ

<その他>
・業務では使っていないが、個人的な勉強ためにStable Diffusionを使って
イラスト出力などを行っている。(広告制作会社・30代・ディレクター)
・参考資料を探すときに使用。(広告会社・30代・クリエイティブディレクター)
・市場リサーチ。WEB記事、動画、レポート、論文要約。画像処理。
思考のためのインスピレーション、整理としての活用。(広告制作会社・40代・クリエイティブディレクター)
・カンプ合成時に時間短縮のために使用。(広告会社・20代・デザイナー)
・メタバース開発におけるチャット多言語化。(映像制作会社・60代以上・プロデューサー)

※本調査は、広告・クリエイティブの専門誌『ブレーン』の8月号(6月30日発売)「『仕事を奪う』は本当か 生成AIの隆盛とクリエイターの未来」の中で実施したものです。

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月刊『ブレーン』2023年8月号

【特集】
「仕事を奪う」は本当か
生成AI の隆盛とクリエイターの未来

▼CASE STUDY
・大日本除虫菊/キンチョール「ヤング向け映像」
・KDDI /αU「もう、ひとつの世界。」
・近畿大学「上品な大学、ランク外。」
・櫻坂46『 Start over! 』

▼調査
クリエイターのAI 活用実態調査
262人の答え

▼座談会
広告会社が挑む
クリエイティブ力を拡張するAI の使い方
児玉拓也(電通グループ)
柴山 大(アイレップ・博報堂テクノロジーズ)
毛利真崇(サイバーエージェント)

▼OPINION
・渋谷慶一郎/音楽
・一ノ瀬京介/映画
・橋本祐樹・リョウマツモト/ファッション
・手塚 眞・栗原 聡/漫画

▼REPORT
グローバル事例に見る
未来の可能性
志村和広(電通)

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