昨今、シニアのデジタル活用が年々活発になり、SNSを利用するシニアも増えた。そんななか、SNSで発信を行い、同世代のみならず幅広い世代に影響力を持つシニアインフルエンサーが注目を集めている。今回、主にYouTubeで活躍するシニアインフルエンサーに同世代に向けた発信を始めたきっかけや、高齢化が加速する社会に対する想いについて話を聞いた。ここではその一部を紹介する。
※本記事は、月刊『宣伝会議』3月号 の巻頭特集に掲載されています。
Q.SNSを始めたきっかけは何だったのでしょうか。
A. 2006年からブログ、2022年8月からYouTubeでの発信を開始しました。当時、たまたま視聴していたテレビ番組でアメーバブログが紹介されていて、面白そうだなと思ったのが、ブログを始めたきっかけでした。今はブログはやっていませんが、日常の面白いことや楽しいこと、介護の話などを綴っていました。YouTubeは「新しい世界を見てみたい!」と思い、発信を始めました。ファッションをテーマに、撮影から編集までをすべて自分で行っています。
Q.発信する中で、気付いたことはありますか?
A.最近、テレビはあまり観ていなくて。やはりInstagramとかYouTubeを視聴することが多いです。YouTubeで発信されているシニアの方も増えてきたので、YouTubeが百科事典みたいになると面白いなと思いますよね。
老眼が進んだ頃からは紙の雑誌はあまり読まなくなっていました。シニアにはこういった視力の問題もあるんですよね。眼鏡をかけ替えるのが面倒だったり、老眼鏡をつかってもやっぱり雑誌の文字は小さくて読みづらいですね。説明書なども細かいテキストではなく、動画の方が見やすいなと思います。
…続きは、月刊『宣伝会議』3月号 でお読みいただけます。
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