広告コピーの公募賞「宣伝会議賞」(主催=宣伝会議)の贈賞式が3月8日に開催された。グランプリには、赤ちゃん本舗の課題に対する、貝渕 充良さん、森脇 誠さんのコピー「泣く子と育つ。」が選ばれた。
それぞれ全く同じコピーを応募しており、両氏が栄冠に輝いた。賞金100万円もそれぞれに贈られる。グランプリの2名同時受賞は、過去に例がない。
審査は応募者名などを伏せて進行する。審査会終了後に2人が該当することがわかると、出席した15名の審査員らからも驚きの声があがった。
宣伝会議賞は、協賛企業が課題を出し、商品やサービスのイメージ向上や魅力を伝えるコピーなどを募集するコンテスト。2023年度は第61回目となる開催で、一般部門29の課題に対し58万6915点のコピーやCMアイデアが集まった。
そのほかの受賞は以下のとおり(協賛企業名/課題/受賞者名)。
グランプリ
「泣く子と育つ。」
赤ちゃん本舗/アカチャンホンポならではの取り組みや魅力を伝えるアイデア
貝渕 充良さん、森脇 誠さん
コピーゴールド
「愛犬を亡くした人に、
いつまでペットフードの広告を出し続けるんですか。」
Braze/“残念な顧客体験”を“最高の顧客体験”に創り変える Braze の魅力が伝わるアイデア
樫藤 直也さん
ビデオ&オーディオゴールド
【雪国】篇
Braze/“残念な顧客体験”を“最高の顧客体験”に創り変える Braze の魅力が伝わるアイデア
小島 功至さん
眞木準賞
「卒業までに、何C.C.飲むんだろ。」
サントリー/「C.C.Lemon」を魅力的にみせるアイデア
野口 温さん
シルバー
「こんなにかわいいのに、こんなにわからない。」
赤ちゃん本舗/アカチャンホンポならではの取り組みや魅力を伝えるアイデア
牧 勇之心さん
「アカチャンホンポに
定休日はありません。
親がそうであるように。」
赤ちゃん本舗/アカチャンホンポならではの取り組みや魅力を伝えるアイデア
村木 智洋さん
「犯罪者はあいさつに弱い。」
江戸川区/江戸川区が「ともに、生きる。」を実現するために、生活者が身の回りの社会課題に取り組みたくなるアイデア
河井 玲緒さん
「こわくなさそうな病名。だから、こわい。」
大塚製薬工場/脱水症状を身近に感じてもらうアイデア
児玉 夢雅さん
「困りごとはだいたい、
誰かがもう困ってくれている。」
損害保険ジャパン/Z世代を中心とした多くの方々に、Webサービス「SOMPO Park」へのアクセス・会員登録を促すアイデア
辻 健太郎さん
【タイムリープ】篇
TOPPANエッジ/“AIRPOST”を検索したくなる、「動画広告内でキャラクターが言うセリフ」のアイデア
見田 英樹さん
