「健康」を前面に出さない訴求戦略 新しい健康食品ブランド好調、ミツカン

5月20日にみそラーメンを発売

ミツカンは5月20日、3月に誕生した食品ブランド「Fibee(ファイビー)」の新ラインナップとして「Fibee ラーメン 香味野菜と濃厚みそ」を発売する。同ブランドは腸内の善玉菌の増殖を助けることで腸内環境を改善する「発酵性食物繊維」と特長としており、今回のカレーやグラノーラに続く新商品は主食として販売。同ブランドにおけるラーメンの需要を見極める方針で、反響に応じて味のラインナップを拡充することも検討する。

実データ グラフィック ミツカン Fibee
新商品の「Fibee ラーメン 香味野菜と濃厚みそ」で8種類となった「Fibee」

新商品は発酵性食物繊維を手軽に摂取できる主食として開発した。全粒粉とオーツ麦を配合した無かんすい麺が特長で、1食(109グラム)あたりの発酵性食物繊維量は6.6グラム(分析値)。味は同社の鍋つゆ商品のノウハウを生かしている。

「Fibee」は3月19日にローンチ。乳酸菌などを含む発酵食品とは異なり、善玉菌のエサとなる発酵性食物繊維を含む点が特長だ。発酵性食物繊維は海藻類や穀類に含まれるが、現代の食生活では摂取が難しいものでもあり、気軽に喫食できることもコンセプトとしている。ワッフルやカレーなどをそろえ、新商品の追加で8種類となった。


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