サブスクではドライヤーやスティック掃除機などをラインナップ。峯村氏(右)は「サブスクの循環の仕組みを通じて、環境負荷の軽減も合わせて取り組んでいきたい」と話した
動画や音楽などのサブスクは一般的と言えるほど普及しているが、家電のサブスクは事例が少ない。無形のデータをやり取りする配信サービスなどと異なり、実物を送る家電のサブスクでは、配送や返却時にかかる物流コストのほか、契約終了後に戻ってきた家電の利用方法など、様々なハードルが存在するからだという。解約を減らすための工夫も必要で、峯村氏は「サービス開始時はノウハウもスキームもなく、仕組みづくりが特に大変だった」と振り返る。アフターサービスの充実が、従来の売り切り型の商品提案以上に重要になるという。同社は契約後も様々なサポートを提供しており、美顔器の例では、効果的な使い方などを伝える美容セミナーやマンツーマンのカウンセリングなどを実施している。
