SOMPOホールディングスは6月7日、RIZAPグループと資本業務提携し、総額約300億円を出資することで同社と合意した。それぞれの顧客・会員基盤に向け、両社のサービスの利用促進を図るほか、新規事業開発や協業を進める。
SOMPOホールディングスは、RIZAPグループと、同社子会社のRIZAPの第三者割当を引き受け、RIZAPグループに約100億円、RIZAPに約200億円を出資する。SOMPOホールディングスが持つ議決権比率は、RIZAPグループは約5%、RIZAPに対しては約23%となる。
調達資金は、初心者向けフィットネスジム「chocoZAP」の新規会員獲得や、新規出店、継続率の向上などに使う。RIZAPグループは合わせて顧客データ基盤を構築する考えで、ヘルスケアデータを生かした広告やデータ事業のほか、法人事業、官民連携の強化などを図る。
足元では、互いの顧客に対するアプローチを強める。SOMPOグループの国内顧客約2500万人に「chocoZAP」の利用を勧めるほか、「chocoZAP」会員約120万人には、SOMPOグループ各社の商品やサービスのプロモーションを行う。「chocoZAP」の店舗数は24年5月時点で約1500店舗。