広報、マーケティングなどコミュニケーションビジネスの世界には多様な「専門の仕事」があります。専門職としてのキャリアを積もうとした場合、自分なりのキャリアプランも必要とされます。現在、地方自治体のなかで広報職として活躍する人たちは、どのように自分のスキル形成について考えているでしょうか。本コラムではリレー形式で、「自治体広報の仕事とキャリア」をテーマにバトンをつないでいただきます。
岐阜県瑞浪市みずなみ未来部シティプロモーション課魅力発信係長 伊藤允一さん からバトンを受け取り、登場いただくのは埼玉県本庄市の高柳一美さんです。
岐阜県瑞浪市みずなみ未来部シティプロモーション課魅力発信係長 伊藤允一さん からバトンを受け取り、登場いただくのは埼玉県本庄市の高柳一美さんです。
Q1:現在の仕事内容について教えてください。
私は現在、埼玉県本庄市企画財政部広報課に所属しています。本庄市は東京都心から80km圏内、埼玉県北部に位置します。新幹線で約50分、在来線・高速道路で約1時間半で都心に出られる好アクセスな立地で、本庄市を拠点に、都内にも、温泉にも!気軽に出かけられるレジャーベースタウンです。
市内には、宿場町の古いまち並みが残る「本庄駅周辺エリア」、新幹線駅前に広がるカフェや公園のある新しいまち「早稲田の杜エリア」、山々に囲まれた田園風景やホタルのいる里山のある「児玉エリア」など、異なる魅力の3つエリアがあり、エリアからエリアへ市内に居ながら自分の好きな暮らしが選べるまちです。
私は、この本庄市で広報課に所属しており、市の情報発信に係ることやシティプロモーション、移住定住施策やふるさと納税に係る業務等を担っています。
中でも、シティプロモーション事業では、シティプロモーションの一環として、人口規模に対して高校の数が多いという本庄市の特色を活かして、平成20年度から、市内にある高等学校に通う高校生と行政、地域とが連携して、まちの魅力を発見し、高校生やまちの方々のつながりを生む取組として、高校生連携プロジェクト(現在の「七高祭」)を実施しています。市としては、年度ごとに事業を行っていますが、事業終了後も、高校生が「マチノブカツ」として、まちの「カッコイイ大人たち」とつながって、自ら活動を続けるなど、新たな動きが生まれています。
