GMOインターネットグループ社は6月25日、インターネット広告事業などを分割し、2025年1月1日付で傘下のGMOアドパートナーズに承継すると発表した。GMOインターネットグループ社は持株会社に移行する。同社はGMPアドパートナーズを上場廃止させる考えはないとした。
GMOアドパートナーズは「GMOインターネット」へ商号を変更する。9月11日の臨時株主総会での決議を経て、吸収分割の効力発生日に合わせて変更する見通し。
経営体制も変更する。2025年1月1日付で、新社長にGMOインターネットグループの伊藤正氏が就任する。現職の橋口誠氏は代表権を持ったまま、副社長となる。
- 代表取締役 社長執行役員 伊藤 正(GMO インターネットグループ 取締役 グループ副社長執行役員 グループ代表補佐 グループインフラ部門統括 本体事業統括 暗号資産マイニング事業担当)
- 代表取締役 副社長執行役員 橋口 誠(代表取締役 社長執行役員)
GMOインターネットグループ社から、インターネット・インフラ事業、インターネット広告事業を承継する。同社の顧客基盤もGMOアドパートナーズで活用できるようにし、GMOアドパートナーズの業績拡大を図る。承継する事業の2023年12月期の売上高は615億2700万円。
GMOアドパートナーズの2024年12月期1〜3月のインターネット広告事業の売上高は30億9600万円で、前年同期比21.7%減だった。営業利益は同比22.7%増の2億7500万円。自社商材の拡販や営業体制の効率化が寄与した。