マーケティング、デジマ、クリエイティブにかかわる素朴な疑問・お悩みを解決します!「AdverTimes.の基本用語解説」、今回は「Excel」篇です。
「Excelでデータを効率的に検索・抽出したい!」
「VLOOKUP関数の使い方をマスターして業務効率をアップさせたい」
VLOOKUP関数は、Excelの中でも特に利用頻度が高く、データベース管理や分析の際に欠かせないツールです。このガイドでは、VLOOKUP関数の基本的な使い方から応用テクニック、よくあるエラーの対処法まで、幅広くカバーします。さらに、実務での具体的な活用例を通じて、あなたのExcelスキルをワンランク上げるお手伝いをします。
この記事では、
- 基本的な使い方
- 応用方法
- 他の関数との比較
- よくあるエラーとその対処法
- 実務での活用方法
これらのポイントを順番に解説していきます。また、宣伝会議の講座「たった1日で即戦力になるExcelの教科書」の内容を一部抜粋して紹介し、VLOOKUP関数をビジネスでどのように応用できるかについても触れます。
この記事を読めば、VLOOKUP関数の基本から応用までをしっかりと理解し、業務でのデータ管理や分析に役立てることができるようになります。ぜひ、この記事をブックマークしておき、いつでも必要な時に参照できるようにしてください。
それでは、さっそく始めましょう。
VLOOKUP関数の基本的な使い方
VLOOKUP関数は、指定した範囲内から特定の値を検索し、その値に対応するデータを取得するための関数です。このセクションでは、基本的な使い方と具体的な例を紹介します。
VLOOKUP関数の構文と引数の説明
VLOOKUP関数の構文は以下の通りです:
=VLOOKUP(検索値, 検索範囲, 列番号, 検索方法)
- 検索値:探したい値
- 検索範囲:検索を行う範囲
- 列番号:検索範囲内で、返すデータが含まれる列の番号
- 検索方法:完全一致を探す場合は「FALSE」、近似一致を探す場合は「TRUE」
例えば、商品リストの中から特定の商品名を取得する場合、以下のように設定します:
=VLOOKUP(“商品A”,B2:C5,2,FALSE)
この設定では、範囲A2の中から「商品A」を探し、その商品に対応する値を返します。
基本的な使い方の例
次に、実際の使用例を見ていきましょう。
●
例1:顧客リストから特定の顧客情報を取得
- 検索値:顧客名(例:「田中」)
- 検索範囲:顧客リスト(A2:A5)
- 列番号:3(顧客の詳細情報が含まれる列)
- 検索方法:FALSE(完全一致)
=VLOOKUP(“田中”, A2:B10, 2, FALSE)
●この関数は、リスト内から「田中」という名前を検索し、その名前に対応する顧客情報を返します。
●
例2:商品リストから特定の商品価格を取得
- 検索値:商品コード(例:「S1-002B」)
- 検索範囲:商品リスト(A2)
- 列番号:3(価格が含まれる列)
- 検索方法:FALSE(完全一致)
=VLOOKUP(“S1-002B”, A2:C10, 3, FALSE)



