「ロジカルシンキングの研修ってどんな内容?」
「実際に研修を受けることでどれほど効果があるのか?」
「研修は内製・外注どちらが良いの?」
ロジカルシンキングは、現代の知的労働者の必須教養といっても過言ではありません。また、ロジカルシンキングは書籍だけでは身に付けづらい特徴があります。要は、本を読んでもわかり切ることは難しく、実際に使ってみて、それに対するフィードバックを受けてようやく身に付いてくる類のものです。
一方で、ロジカルシンキングを一から教わる、教えるのには手間がかかります。その点では、「自分で学ぶ」「新入社員や部下に学んでもらう」のどちらにしても、研修・セミナーでの学習が向いているといえるでしょう。
この記事では、
● ロジカルシンキング研修の基本的な内容とその目的
● 研修を受けることで得られる具体的なスキルと効果
● 研修後の実践的な活用法と成果の測定方法
を詳しく解説します。
また、実際にロジカルシンキング研修を受けた専門家の体験談も交えながら、研修の価値や効果を具体的に紹介していきます。この記事を参考にすることで、研修の受講を検討している方はもちろん、すでに受けた方もその後のスキル活用方法を見直す手助けとなるでしょう!
ロジカルシンキング研修の基本内容
ロジカルシンキングに関する研修では、基本的な手法から高度な技術まで、幅広く学びます。
まずは基本内容について紹介します。
場合によって、ここにクリティカルシンキングが入ることも多いようです。
では、一つひとつの項目を見ていきましょう!
MECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)
MECEは、重複なく漏れもなく情報を分類する手法です。これにより、情報を効率的に整理し、問題解決に役立てることができます。
何のためにMECEに情報を整理するのでしょうか? その理由は以下になります。
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情報の完全性と排他性を確保する
:MECEは情報を重複なく整理し、全ての要素を漏れなくカバーすることで、全体像を明確にします。これにより、問題の全体像を把握しやすくなります。
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問題を明確に分割し、全体像を把握する
:情報を細分化し、それぞれを独立したカテゴリーに分類することで、問題の各側面を具体的に理解できます。
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意思決定の迅速化と精度向上
:MECEを用いることで、迅速かつ正確な意思決定が可能となり、業務の効率が向上します。
「抜け漏れがなく、ダブりがない」ということは、何かを意思決定するときに重要です。何らかの決裁を仰ぐとき、「他にもっと良い選択肢があった」「重要事項について検討が漏れていた結果、良くない結果を招いた」ということは決裁者が一番防ぎたいことの一つだからです。言葉としてかなり浸透しているのもあって、実務で耳にすることも多い用語だと思います。

