新聞広告賞大賞に鹿屋市、鰻か牛か「土用の『うしの日』」論争で話題化

日本新聞協会は9月4日、「新聞広告賞」の大賞に鹿児島県鹿屋(かのや)市の「土用の『うしの日』問題」(2023年7月掲載)を選出した。優れた広告活動を展開した広告主や新聞社に送られる同賞は1981年に設立され、今年で44回目の開催となる。

実データ グラフィック 「土用の『うしの日』問題」

大賞を受賞した「土用の『うしの日』問題」は、2023年7月3日に朝日新聞(東京)、南日本新聞に掲載された。7月30日の「土用の丑の日」をテーマとし、市の2大名産品でありふるさと納税の返礼品としても人気がある鰻と牛、どちらを食べるべきかを問う内容となっている。九州博報堂などが企画制作を手がけ、サンシャイン池崎が出演するWeb動画も制作された。

新聞広告ではそれぞれの食材を勧める生産者の掛け合いを紙面の表裏で展開。メインコピーと本文で双方の思いを伝え、読者の好奇心をかき立てた。二次元コードから動画に誘導している。「新聞広告を起点に、立体的な展開で自治体の知名度向上と地場産業の活性化に大きく寄与した」として高く評価された。

第44回新聞広告賞には、広告主部門で225件、新聞社企画・マーケティング部門で49件の計274件の応募が集まった。

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