未経験のひとり広報からスタート 企業の成長と上場を経験し見えた広報のキャリアとは?

広報、マーケティングなどコミュニケーションビジネスの世界には多様な「専門の仕事」があります。人事異動も多い日本企業の場合、専門職としてのキャリアを積もうとした場合、自分なりのキャリアプランも必要とされます。現在、企業のなかで広報職として活躍する人たちは、どのように自分のキャリアプランを考えていたのでしょうか。横のつながりも多い広報の世界。本コラムではリレー形式で、「広報の仕事とキャリア」をテーマにバトンをつないでいただきます。
estieの森真紀氏さんからの紹介で登場するのは、クックビズの社長室 マネージャーの中西由美子さんです。
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中西 由美子氏

クックビズ 社長室 マネージャー
きゅういち 取締役

Q1:現在の仕事の内容とは?

飲食に特化した人材サービス「クックビズ」の社長室でマネージャーを務めています。社長室は主に広報、IR、社長秘書の業務を担っており、私自身は広報をメインに担当。またクックビズの子会社である、水産物の冷凍加工業を行う「きゅういち」で取締役をつとめています。

元々は営業事務として12年前に入社しましたが、当時社員数は7名でしたので、おおむね雑務全般を担当していました。

入社から半年ほど経ったタイミングで某投資会社からの出資が決まり、上場を目指すことに。周りの経営者から「会社の規模を大きくしていくためには広報が必要」とアドバイスをもらった代表から、「じゃ中西さん、やってみようか」と声をかけていただいたことから広報としてキャリアをスタートすることになりました。

ただ社員数もまだ少なかったので様々な部署を兼任しながら、1人で広報部門の立ち上げを試行錯誤しながらやってきました。無事に2017年に上場し、社員数も200名近くなった頃にようやく広報専任と秘書として仕事に取り組むことに。

また2023年には、クックビズの子会社となった「きゅういち」にて取締役として就任。きゅういちには工場長や、工場で働く従業員、技能実習生など50名くらいスタッフがいますが直下の部下はいませんので、基本的には1人で新しいことを企画立案し、進行管理し、外部と連携しながら形にしていくということがメインで、ゼロイチで新規事業をやっているような感覚です。

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