「Advertising Week Asia2024」は9月17日~20日の開催。
インターネット広告がマス4媒体総計の売上を追い抜き、さらに成長を続けています。この広告市場のなかで、マスメディア企業、さらにテレビはどのような戦略を描くべきなのでしょうか。
「Advertising Week Asia 2024」に登壇するメンバーを中心に、多様な立場で「テレビ」に関わるキーパーソン3名に一問一答形式で回答してもらいます。
皆さんに投げかけた質問は以下の3つ。今後、各質問に対する皆さんの回答を紹介していきます。3つ目の質問は、「『未来のテレビの姿』、どう描きますか?」です。
Quetsion3:
「未来のテレビ」の姿、どう描きますか?
近未来(具体的には、今から5年後)のテレビはどうなっていると思いますか?「テレビの視聴のされ方」「放送局の在り方」「テレビCMの活用のされ方」など、どの論点での未来予測でも構いません。どの論点を採用されるかをお示しいただいた上で、お考えをご提示ください。
【小野寺さんの回答】
今後5年間で、テレビの視聴スタイルはオンデマンドサービスやストリーミングサービスが主流となり、放送局はデータドリブンなプラットフォームへと進化し、視聴者体験の最適化が加速すると考えられます。これに伴い、テレビCMもAI技術やデジタルメディアとの統合により、精度の高いターゲティングとパーソナライズが可能となり、広告体験のさらなる進化が期待されます。
2024年9月19日(木)に開催されるAdvertising Week Asiaのスポンサーランチセッションでは、GumGum社およびAbemaTV社とともに「CTVにおける新たな広告体験」をテーマにお話しします。セッションは、本企画にも関連する話題となりますので、皆さまのご来場を心よりお待ちしています。
【蜷川さんの回答】
従来のテレビの本質的な価値として、健全性があると思います。
多様な人々が格差なく(無料で)、同じ&質の高いコンテンツ体験をして、多様な感情を抱き、コミュニケーションのきっかけとなる。広告主のメッセージがそれに寄り添う。その収益が健全に制作者(出演者・権利者など)に還元され、コンテンツを永続的に作るエコシステムとして存続する。


